八条学園騒動記
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第六百五十一話 サウナの話その六
「ハシバミで身体を叩いて垢を落としてね」
「終わりだったんだ」
「それで後はお水を浴びるなりして」
「汗をおとして」
「終わりだったらしいけれど」
それがというのだ。
「けれどね」
「フィンランドでは昔からなんだ」
「水風呂もね」
こちらもというのだ。
「欠かせなかったのよ」
「そうだったんだ」
「だから水風呂にも入ることは」
「フィンランド式なんだ」
「そう言っていいのよ」
「だったらね」
ここでジョルジュはカトリの話を受けて言った。
「今の連合のサウナは水風呂もセットだから」
「フィンランド式ね」
「そう言っていいね、ロシアはどう言うか知らないけれど」
「あの国水風呂については言わないわね」
「起源とかだね」
「そうはね」
これはないというのだ。
「あの国は自分達の起源は起源って言ってね」
「他の国のものもそうだって言うから」
「水風呂もそうだね」
「フィンランドからって言ってるね」
「そうだよね」
「だからいいのよ、冗談抜きで韓国みたいなことされたら」
それこそというのだ。
「困るなんてものじゃないわ」
「あれ日本に集中的にするけれど」
ジョンが応えた。
「実は他の国にもするよ」
「アメリカや中国が多いわね」
「ロシアは何故かほぼないけれどね」
それでもというのだ。
「もう何かとね」
「言って来るわね」
「凄い人が出てもね」
「韓国人の血を引いてるとかね」
「言うよ、ただそうした起源ってね」
ここには有名人が韓国人の血を引いているという話も入っている、ジョンが今言った通りにである。
「日本なんだよね」
「日本で人気がある事柄よね」
「それで日本で人気の人だと」
「言うのよね」
「あの国っていつも日本見てるからね」
「だから日本のものを集中的に起源って言ってね」
「それでね」
そのうえでというのだ。
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