仮面ライダーセイバー 信じた方へ
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第十六章
「僕達は必ずスサノオを倒します」
「その様にお願いします」
「絶対に」
カリバーに応えてだった。
九人のライダー達は階段に足を踏み入れた、カリバーはその彼等の前、階段の傍に立ってそこでメギド達を迎え撃った。
剣撃が響き渡る、カリバーは鬼神の如き強さで戦いメギド達を寄せ付けなかった。
ライダー達は階段を登った、するとそこにはまた敵がいた。今度の敵はというと。
「ロードオブワイズ、四賢者か」
「デイアゴですね」
サーベラはエスパーダに冷静な声で答えた。
「これは」
「スサノオが復活させてきたか」
「間違いないですね」
「復活してきても一度倒した相手だろ、何でもないさ」
剣斬はこう言って前に出ようとする、だが。
サーベラはその剣斬の前にすっと出た、そうして彼に話した。
「ここは私が引き受けます」
「何でだよ」
「相手はレイピア、それならです」
「ああ、あんたもレイピがあるからか」
「私に相応しいです、以前も戦いましたし」
「じゃあ頼めるか」
「それでは。皆さんは先に行って下さい」
「もう一人いるな」
デュランダルはデイアゴの横に出て来た相手を見た、それはレジエルだった。見れば彼等は何も語らない。
「レジエル、だが心はない様だな」
「ただのコピーだ」
最光は何も言わず動きにもこれといって感情の見られないデイアゴとレジエルを見てデュランダルに答えた。
「強さはそのままだが」
「感情はないか」
「人形だ」
こうデュランダルに答えた。
「今の奴等はな」
「そうか、だが強さはそのままだな」
「間違いなくな、ここは俺が引き受ける」
最光もまた自ら申し出た。
「残った者は先に言ってくれ」
「私は後で行きます」
サーベラも兄に話した。
「ですからご安心を」
「わかった、では待っている」
「はい、それでは」
こう話してだった。
サーベラはデイアゴと最光はレジエルとの戦闘に入った、残る戦士達は階段を登った。するとその先には。
ロードオブワイズハイランダーとズオスがいた、ブレイズはズオス今は自分を見てもこれといって感情は見せずただ攻撃に入ろうとする彼を見て言った。
「ここは僕が」
「やってくれるか」
「はい、例え魂はなくとも彼は彼です」
バスターに強い声で述べた。
「ですから」
「また倒すか」
「そうさせてもらいます」
「ハイランダーは私が引き受ける」
スラッシュも前に出て来た、そのうえでの言葉だった。
「今度も相手をしてやる」
「頼むぞ」
「強いが大丈夫だな」
「だから残る」
スラッシュはエスパーダに冷静な声で返した。
「私一人で大丈夫だからな」
「僕も同じです、ここは任せて下さい」
ブレイズの言葉も同じだった。
「皆さんは先に」
「わかった、二人共待ってるからな」
セイバーがここで言った、そうしてだった。
二人は戦いに入り残ったライダー達は先に進んだ、そしてまた階段を登り終えるとそこにいたのは。
仮面ライダーストリウス、そしてロードオブワイズスパルタンだった。やはりライダー達を見てもこれといった反応は見せず一切喋らなかった。
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