オズのラゲドー氏
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第六幕その四
「他のものもだから」
「そうなんですか」
「そのこともね」
「これからですね」
「見てくれるかな」
「それじゃあ」
ナターシャも他の子達も頷いてでした、お城の中を案内してもらってそうしてからお城の食堂に案内させてもらいました。
するとです、そこには赤い丈の長いスカートとベストそれに白いブラウスと青のエプロンの巨人の女の人がいました。ユープさんはその人の隣に来て紹介しました。
「わしの女房だよ」
「ユープ夫人と言われているわ」
奥さんの方もから名乗りました。
「宜しくね、それでだけれど」
「どうしたのかしら」
「その子達がオズの名誉市民の子達で」
トロットにナターシャ達五人を見ながら尋ねました。
「それでそこにいるノームの人が」
「ラゲドーさんよ」
「そうよね」
「わしもさっき同じやり取りをしたよ」
ユープさんが言ってきました。
「丁度」
「そうなのね」
「うん、それでだが」
奥さんにさらにお話します。
「これから食事を用意してくれるか」
「わかったわ、じゃあ今晩のメニューをね」
「それをだね」
「作るわ。もうお風呂は入られるから」
「では食事を待つ間は」
「お風呂に入ってもらいましょう」
「それではね」
こうしたお話をしてでした。
一行はまずはお風呂に入りました、お風呂は男湯と女湯に分かれていました。そうしてお風呂を楽しんでからです。
ナターシャ達五人は驚いたお顔でお話しました。
「凄かったわね」
「お風呂も巨大だったね」
「まるでプールだったよ」
「普通の人のシャワーや蛇口や桶もあったけれど」
「湯舟の大きなこと」
「だからここは巨人のお城よ」
トロットが五人にお話しました。
「だからよ」
「お風呂も巨大なんですね」
「その造りが」
「巨人の人に合わせられているから」
「それで、ですね」
「あの大きさなんですね」
「巨人のお家は巨人が住む場所よ」
まさにそれだというのです。
「だからよ」
「この造りなんですね」
「私達から見れば巨大で」
「あの大きさですね」
「他の場所と同じで」
「ああなっているんですね」
「そうなの。それで他の場所も」
そこもというのです。
「そうで食べものもよ」
「凄いよ、ここの食べものは」
キャプテンも言ってきました。
「これからご馳走になるけれど」
「一体どういった大きさか」
「この目で見させてもらいます」
「食べものについても」
「そうさせてもらいます」
「そうしようね」
こうお話してでした。
お風呂から上がった皆は食堂に戻りました、すると。
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