仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第四百八十話 魔王様、勝利!その十五
「それでだ」
「この世界から退散してか」
「また別の世界で会おう」
「わかったぜ、じゃあその世界でもな」
ようやく立てる状態だがだ、霧雨はスサノオを指差して告げた。
「あんたを倒してやるぜ」
「そして人間を見せてくれるな」
「そうしてやるぜ」
「その意気だ、ではだ」
「それじゃあだな」
「去らせてもらう」
この言葉と共にだった。
スサノオは大爆発に包まれそのうえで消え去った、それこそがこの世界でも神との戦いが終わったことを示したものだった。
それを見届けてだ、ライダー達は変身を解いた。門矢は変身を解くとすぐに九内に言った。
「これで終わりだ」
「そうだな、長い戦いだったがな」
「俺達の勝利で終わった」
「それを実感している、しかしだな」
「それはこの世界のことでだ」
「次の世界で再びだな」
「奴と戦うことになる」
このことを告げるのだった。
「その時はいいな」
「承知している、だからこそ今ここにいる」
九内は戦いが終わっても普段通り応えた。
「逃げずにな」
「そして戦ったな」
「そういうことだ、ではだな」
「また行くぞ」
「戦いの時はな、また宜しく頼む」
「こちらこそな。そしてこの世界での戦いは確かに終わった」
門矢はそのことは間違いないとした。
「だからだ、また戦いがあることは事実だが」
「今はだな」
「楽しもう」
「そうだな、仲間達のところに戻ってな」
「もう準備は出来ています」
後ろからアクが言ってきた。
「魔王様達もライダーの皆さんも来て下さい」
「わかった、ではな」
「はい、これから皆で宴ですね」
「勝ったことを祝おう」
「それじゃあ」
「まずは一服だ」
九内は煙草を出した、そうしてそれを咥えて火を点けて吸った。そうしてからだった。
門矢達と共に仲間達のところに戻った、そのうえで彼等と共に勝利を祝う宴を楽しんだ。それは彼にとってこのうえない喜びとなった。
第四百八十話 完
2021・7・15
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