仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第四百八十話 魔王様、勝利!その七
「面の湯で加減もな」
「考えられてですか」
「作った」
そうだったというのだ。
「これでな」
「流石我が心の友だ」
ノブナガも食べつつ言う。
「素晴らしい味だ」
「しかし本当に美味しくて」
あかりはさらに食べている、そのうえでの言葉だ。
「もうプロといいましても」
「通用するか」
「そこまでだと思います」
「それはお世辞だがな」
「いえ、本当に」
「これはかなりの味です」
祐理も言ってきた。
「本場長崎でもそうない様な」
「ではいい奥さんになれるか」
「なれますね」
「えっ、この人が奥さんかよ」
その言葉にだ、ヒルダは思わずそれはないという顔になって言った。
「ちょっとな」
「駄目か」
「あなたってマギーにそっくりだしな」
このこともあってというのだ。
「奥さんっていうにはな」
「そう見えるか」
「まあ美人でスタイルよくて面倒見よくてな」
ヒルダは千冬のそうしたところも話した。
「これだけの料理ならな」
「なれるか」
「まあな」
それはというのだ。
「あと中身もな」
「実はな」
「そうだよな」
「これを言うときりがないが」
「だから言わない方がいいな」
「うむ、しかし私も将来はな」
千冬はさらに言った。
「真剣に考えている」
「そうなんだな」
「ではこれからも料理の腕を磨いていこう」
「あたしも考えていくか」
「食べられるならそれでいい」
こう言ったのはアーサーだった。
「自然のものでも」
「それは駄目だな」
オルガがアーサーに真顔で告げた。
「やはり調理していないとだ」
「駄目なの」
「身体にもな」
こう言うのだった。
「よくない」
「生のお野菜は」
「新鮮なものをしっかりと洗ってだ」
「食べるべきなの」
「果物もな」
こちらもというのだ。
「何でも自然のままでいいか」
「それは違うの」
「そうだ、火を通すこともだ」
これもというのだ。
「いい」
「そうなの」
「左様です」
マーリンも言ってきた。
「オルガさんの言われる通りにです」
「調理した食べものをなの」
「食べるべきです」
「自然のままがよくても」
「文明は何の為にあるか」
オルガはこうも言った。
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