オズのラゲドー氏
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第三幕その十
「その噂のね」
「ノームさんね」
「間違いないわね」
「ええ、じゃあね」
「コーヒーカップのところに行きましょう」
「それがいいわね」
プレーリードッグの従業員達のいるそこでお話しました。
「それじゃあね」
「今から行きましょう」
こうお話してでした。
すぐにコーヒーカップのところに行きました、ですが。
ノームは誰もいません、それでキャプテンは言いました。
「別のところに行ったみたいだね」
「ええ、けれどね」
トロットはキャプテンに応えました。
「まだこの近くにおられるわ」
「そうね、それじゃあ」
「ここはね」
是非にというのです。
「近くを探しましょう」
「それがいいわね」
「さて、この近くは」
「ジェットコースターの乗り場があるわね」
トロットはそれを見ました。
「もうコースターは走ってるから」
「それに乗ったのかしら」
「そうかも知れないわね」
「じゃあどうしようかしら」
「コースターの従業員の人にお話を聞こう」
こう言ったのはキャプテンでした。
「そのノームさんが来たか」
「そしてコースターに乗られたか」
「そのことをね」
「聞けばいいわね」
「そして若し乗られたなら」
その時はというのです。
「コースターが戻って来るのを待てばいいよ」
「そういうことね」
「そう、ぞれじゃあね」
「これからね」
「コースターのところに行こう」
「そうしましょう」
トロットも頷いてでした。
それですぐにコースター乗り場に行ってそこで従業員の人にお話を聞くことにしました、するとです。
スタッフの人は笑顔でこう答えました。勿論この人もプレーリードッグです。テーマパークの制服を着ています。
「はい、物凄く明るいノームさんですね」
「ええ、その人が来られたのね」
「今コースターに乗られてます」
「やっぱりそうなのね」
「わくわくした感じで乗られて」
そしてというのです。
「そして満面の笑顔で出られました」
「そうなのね」
「あと少しで戻って来られますよ」
従業員の人は笑顔でお話してくれました。
「そのノームさんは」
「コースターが戻って来るからなのね」
「はい」
その通りだというのです。
「ですから」
「そういうことね」
「じゃあ待ちましょう」
ビリーナが言ってきました。
「そうしましょう」
「そうね、じゃああと少し」
「待ちましょう」
こうお話してでした。
皆はジェットコースターが戻って来るのを待ちました、そしてそのうえでなのでした。
コースターが戻ってきました、そこから乗っていた人達が降りてきましたがその中に一人のノームの人がいて。
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