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レーヴァティン

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第二百二十話 ハイランダーの影その二

「連合王国はまだな」
「戦うつもりか」
「それでや」
「スコットランドの兵は動かさないか」
「温存してるんや」
「そうか、じゃあな」
 それならとだ、久志は述べた。
「それならそれでな」
「やってくな」
「そうするな、このままリバプールとあの辺りを攻めていくな」
 こう言ってだった。
 久志はリバプールに兵を進ませ攻略にかかった、まずはリバプールの周りの街や村に降る様に言っていった。
 その間モンスター退治もしていった、そして。
 アイルランドやウェールズを完全に掌握したと聞いてこう言った。
「じゃあ両方の兵をな」
「こちらにでざるな」
「向けるな」
 進太に本陣の天幕の中で話した。
「そうするな」
「それでは」
「そしてな」
「リバプールとその周りをでござるな」
「攻めるな、ただリバプールの川は」
 久志は難しい顔になって述べた。
「問題はな」
「モンスターでござるな」
「ウォーターリーパーならいいんだがな」
 まだ、というのだ。
「シーサーペントもな」
「出るでござるな」
「この辺りはそうらしいからな」
「湖だけでなく」
「そっちにもな」
「だからでござるな」
「ああ」
 進太にさらに話した。
「そのことにはな」
「注意することでござるな」
「奴等は強い」
 シーサーペントはというのだ。
「だからな」
「用心をして」
「それでな」
「川も使ってでござるな」
「ここに集めるな」
 アイスランドそしてウェールズからもというのだ。
「そうするな」
「それでは」
「そしてな」 
 久志はさらに言った。
「今以上の大軍で」
「攻めるでござるな」
「ああ」
 久志は確かな声で答えた。
「そうしていくな」
「それでは」
「そうもしていくな、あとリバプールも大きい」
 攻撃目標のこの街の話もした。
「ロンドンもそうだったけれどな」
「あの街もでござるな」
「だからな」 
 それでというのだ。
「ここはな」
「攻めるとすれば」
「念入りに用意をして」
「そしてでござるな」
「攻めるな」
「承知したでござる」
「あと降らない街や村は」
 留奈も言ってきた。
「これまで通りに」
「攻めてな」
「攻め落とすわね」
「大砲も術も使ってな」
「空船も使って」
「そしてな」
 そうしてというのだ。 
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