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八条学園騒動記

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第六百二十九話 草原の観光その八

「モンゴルって漫画家さんとか小説家さんいる?」
「いるわよ、アニメもね」
「あるの」
「ドラマもね」
 そちらもあるというのだ。
「それで特撮もね」
「あるのね」
「テレビ局もあるから」
「街に」
「そう、あるから」
 そうしたものもというのだ。
「ちゃんとね」
「番組もあるのね」
「旅番組もあるわよ」
「そうなのね」
「ええ、ただね」
「それでもなのね」
「遊牧してるといつも旅人なのよね」
 ナンは笑ってこうも言った。
「住んでいる星の。草原はね」
「ずっと旅が出来る場所ね」
「それでいつも旅をしている様なものだから」
「街や村に住んでる人向けね」
「そうなの、けれどそうした番組もあるのよ」
 旅番組もというのだ。
「ちゃんとね」
「そうなのね」
「それで携帯テレビとかで観ることもあったりゲルに置いたね」
「持ち運び出来るテレビね」
「それで観てるの」
 そうしているというのだ。
「パソコンとかでもね」
「それでアニメもあるのね」
「ええ、ただね」
「ただ?」
「モンゴルのアニメって何かぶっ飛んだものが多いのよ」
 アニメの内容の話もした。
「どうも」
「そうなの?」
「チンギス様が超絶美形でモンゴルの人気声優さんが声あてて」
「声優さんもいるのね」
「街にね」
「そうなのね」
「それで現代社会に転生して」
 そしてというのだ。
「物凄いチート能力で」
「俺強い系?」
「強いというか無敵で」
 それでというのだ。
「連合中央政府大統領に立候補されて」
「当選されるの」
「それで連合を一つにして」
「不可能なことをやるのね」
 連合では各国同士そして各国と中央政府の対立が常に存在していて各国の中でもそれぞれの勢力があるのでまとまりがないのだ。
「凄いわね」
「しかも民主政治のまま」
「連合を一つにするの」
「圧倒的なカリスマでね、そしてね」
 ナンはさらに話した。
「そこからね」
「さらにあるのね」
「突然攻めて来た他の知的生命体と戦って」
「勝つの」
「自分一人宇宙に出て」
 そうしてというのだ。
「百億の敵軍を一瞬でね」
「倒すの」
「拳一撃でね」
「もうそれ神様でしょ」
 コゼットはここまで聞いて冷めた目になって述べた。
「一撃で百億の敵軍倒すって」
「宇宙空間にいるね」
「敵の艦隊をね、わし一人で倒せるって言って」
「確かに凄いお話ね」
「それで全連合の人達がチンギス様万歳って讃えて」
 そうしてというのだ。 
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