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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百七十話 【緒戦】グロンギ襲来その十一

「戦闘力は」
「そうだな」
「そしてやはりです」
「数と力で向かって来るだけだ」
「戦術はありません」
「感情も知能もないままだ」
 このことも言うのだった。
「それだとだ」
「戦術はこのままでいいですね」
「夜もな、では戦っていくぞ」
「それでは」
「臆することはないですね」
 フッドも言ってきた。
「この度の戦いも」
「そうね、夜もグロンギの動きが同じならね」
 クイーン=エリザベスはフッドのその言葉に応えた。
「そのままね」
「戦っていけます」
「大事なのは私達が崩れないことよ」
「その戦術を乱すことですね」
「そうよ、このまま戦っていけば」
 それでというのだ。
「いいわ、皆乱さないことよ」
「その戦術を」
「ティータイムの様に優雅に行くわよ」
「わかったわ、けれどティータイムはコーヒーね」
 アドミラル=ヒッパーは鉄血の者としてこちらだった、この国では紅茶ではなくコーヒーであるのだ。
「そちらよ」
「その余裕です」
 フッドはアドミラル=ヒッパーのその言葉に微笑んで応えた。
「余裕がないとです」
「乱れるわね」
「そうです、まずはです」
「余裕ね」
「それを心に持つことです」
「その通りよ、じゃあ皆夜も戦うわよ」 
 クイーン=エリザベスはあらためて仲間達に告げた。
「訓練のことを思い出しながらね」
「そうしていけば問題はない」
 長門はいつもの調子だった、冷静そのものだ。
「朝まで戦おう」
「総員このままいくわよ」
 クイーン=エリザベスはまた言った、そうしてだった。
 戦士達は戦い続けた、夜の中でも激しく戦った。
 その戦局を休憩しつつ見てだった、ベルファストは言った。
「安定していますね」
「戦局がですね」
「はい、辛い状況でもです」
 ベルファストは雪風に答えた。
「戦線を保っています」
「左様ですね」
「このまま持ち堪えますと」
「私達の勝ちですか」
「そうなります、持久戦になれば」 
 その戦いならというのだ。
「先に崩れた方が敗れます」
「だからですね」
「スサノオがやがてグロンギ達を出さなくなるなら」
 それならというのだ。
「このままです」
「戦っていけばいいですね」
「その時まで」
「そうですね」
「敵に勝つには敵を殲滅するだけでなく」
「いなくなるまで倒すこともですね」
「ありますね、ですから」
 それでというのだ。
「この度はです」
「そうして戦って」
「勝ちましょう」 
 是非にというのだった。
「この度は」
「それでは」
「何時終わるかって思わないでくれよ」
 松倉は戦士達にお握りやサンドイッチを出しつつ笑顔で話した。 
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