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レーヴァティン

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第二百十四話 殲滅をしてその九

「降ればな」
「これまで通りね」
「それでよしだよ」
「受け入れるね」
「家族にも手を出さない」
 領主や村長の彼等もというのだ。
「そんな人達に何かしてもな」
「意味はないね」
「財産にもな」 
 それにもというのだ。
「当然な」
「手を出さないね」
「重罪人で罪がはっきりしているならな」
 そうした輩のことも話した。
「正直な」
「税財産没収だ」
 正の言葉は一言だった。
「容赦なくな」
「家族には何もしなくてもな」
「それでもな」 
 そうした者達はというのだ。
「財産はな」
「没収だね」
「全部な」
 そうするというのだ。
「容赦なくな」
「そうしていっているしな」
「これからもな」
「そうするな」
「極悪人から徹底的に取り上げて何が悪いんだ」
 その財産もというのだ。
「ああした連中には一切容赦なくな」
「金も家も家畜も何もかもだな」
「没収だ、そしてそいつ自身はな」
「死刑だな」
「惨たらしくな」
 そうするというのだ。
「それでいいさ」
「それが帝国のやり方だ」
「罪を犯してないならいいんだよ」
 一切手を出さないというのだ。
「敵であってもな」
「処刑等はしない」
「全くな、けれどな」
「それでもだな」
「極悪人には容赦しないさ」
「徹底的に処罰する」
「それでいくな、あと捕虜にしている連中で」
 王国軍そして連合王国軍の軍にいた彼等の話もした。
「こちらで戦いたい奴はな」
「軍に加えるな」
「敵の将兵はこちらに加える」
「それも帝国だな」
「そうすれば戦力は増えるからな」
 それ故にというのだ。
「どんどんな」
「軍に加えていくな」
「忠誠度は確めさせてもらってな」
「それはどうしても必要だ」
「踏み絵をしてもらって」
 そうしたことを行ってというのだ。
「そうしてな」
「戦ってもらうな」
「ああ、出来れば祖国との戦には送らないが」
 それでもというのだ。
「軍にはな」
「加えていくな」
「前線で戦うだけが戦じゃない」
「そして軍でもない」
「やってもらうことは色々だ」
 それは実に多いというのだ。
「だからな」
「後方に回すなりしてな」
「輸送とかやってもらうさ」
 忠誠度を確かめた後でというのだ。 
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