仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第四百六十九話 【継続】強くなる少女達その十
「そう思うわ」
「そうなのですね」
「それで、ですね」
「動かないのよ、ただね」
桜子はこうも言った。
「セイレーンが貴女達の敵であることには変わりないわ」
「だからよね」
クイーン=エリザベスが応えた。
「グロンギとの戦いが終われば」
「また彼等が出て来るわ」
「そうなのね」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「そのことも考えておいてね」
「その時も俺達が戦うよ」
五代は笑顔で申し出た。
「そうするよ」
「いえ、それはいいわ」
「謹んで断らせてもらう」
クイーン=エリザベスだけでなく長門も言ってきた。
「これは私達の戦いだ」
「スサノオは関係していないでしょ」
「完全に私達の話だからな」
「このことについては遠慮させてもらうわ」
「いいんだ」
「ええ、気にしないで」
「一切だ」
まさにというのだ。
「心配は無用だ」
「気持ちだけ受け取っておくわ」
「そうなんだね」
「うむ、ただスサノオとの戦いではな」
「他の世界でも一緒よ」
「共に戦わせてもらう」
「これからもね」
こちらはというのだ。
「けれどこの世界でのことは私達のことよ」
「完全にそうだ」
「だからね」
「私達だけで全力で戦う」
「セイレーンの力を借りていてもセイレーンは私達の敵」
赤城は完全にこう考えていた。
「それなら答えは一つよ」
「その通りだ、セイレーンは私達の敵だ」
エンタープライズも言った。
「私達が相手をすべきだ」
「お気持ちだけ受け取って」
笑って話した赤城あった。
「戦っていくわ」
「それも意地だね」
それだとだ、五代も理解した。
「人間の」
「そうだ、セイレーンは私達の敵だからな」
エンタープライズは五代に答えた。
「それ故にだ」
「君達でだね」
「倒す、むしろその倒す姿を見せたい位だ」
「思う存分見て下さいな」
赤城の顔には余裕の笑みさえあった。
「その時の私達を」
「そこまで言うなら」
「ええ、そういうことで」
「俺達はセイレーンとの戦いには関わらない」
「見てもらうわ」
こう話してだった、赤城は。
カツカレーをお代わりした、それは四杯目であったがその四杯目を食べながら周りに微笑んでこんなことを言った。
「これでようやくね」
「落ち着いてきたな」
「そうなってきたわ」
加賀にも答えた。
「ようやくね」
「そうだな、私もだ」
見れば加賀も四杯目だった。
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