| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

レーヴァティン

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二百十四話 殲滅をしてその二

「そうするな」
「そうして連合王国軍を攻めるのね」
「連中はそうしてな、そしてな」
 それでというのだ。
「後回しにするつもりだったが」
「ここでなのね」
「連合王国軍もな」
 彼等もというのだ。
「ここで攻めるな、そしてな」
「倒すね」
「ここでな、王国軍も」
 今攻め果敢に抵抗している彼等も見て言った。
「そろそろな」
「水路を渡ってよね」
「本格的に攻めるな」
 そうするというのだ。
「ここでな」
「そうするのね」
「ああ、そしてな」
「王国軍を殲滅して」
「残りはな」 
 それはというのだ。
「連合王国軍だけだ」
「そうね、そしてその連合王国軍も」
「攻めてな」
 そうしてというのだ。
「このままな」
「殲滅するわね」
「ああ、敵に水路を渡らせず」
「こっちはね」
「渡るな」 
 その様にするというのだ。
「敵にはさせずこっちはそうする」
「それが戦の勝ち方ね」
「特に今回はな」
 複雑な地形での戦闘ではというのだ。
「そうだよな」
「ええ、じゃあ」
「今からも」 
 まさにというのだ。
「戦うぞ」
「それではね」
 こうした話をしてだった。
 久志は帝国軍を戦わせた、水路を船そして発見したそのまま渡れる場所を渡り空船も使ってだった。
 移動して戦っていった、逆に敵軍は進ませず。
 戦を進めていった、敵は殺すよりもだった。
 動けなくしていき捕虜にしていった、既に退路を断たれている敵は覚悟を決めており逃げることはしなかった。
 戦場で戦い続けた、数も装備も地形も何もかもが劣勢だったが。
 彼等は戦い続けた、そして。
 久志はその彼等を果敢に攻めた、そうして倒していき。
 遂に王国軍を殲滅し最後は連合王国軍のみとなった、彼等も既にかなり倒していたが彼等には切り札があった。
「ロングボウに術者も多いな」
「その両方の戦力が残ってるよ」 
 淳二は囲んだ連合王国軍を見ながら話した。
「まだね」
「温存したと言うべきか」
「あと砲兵もね」
 即ち大砲もというのだ。
「かなり残っているよ」
「そうだな、だったらな」
「かなりね」
「厄介な戦力だな」
「だからここは」
「迂闊に近寄らないでな」
 即ち敵の攻撃射程に入らずにというのだ。
「囲んでな」
「攻撃していこうね」
「慎重にな、連中を潰したらな」
 その連合王国軍をというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧