まぶらほ 最強にして最高のメイドの主人
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初音島編
第十一話 和風
新生活が始まった次の日から和樹の高校生活始まり一週間の月日が流れた。
この一週間の間に和樹は自分が通っている風見学園の理事長であり和樹の恩師である芳乃さくらという人
に自分が百五十人近くいるメイド達と暮らしていることを報告した。
このことを話すと・・・・
さくら「にゃはははは!!
あんまり羽目を外しすぎてメイドさん達にエッチなことしちゃダメだよ和樹君!」
などと言われてからかわれてしまう和樹であった。
ちなみに、和樹は友人達には話していない。なぜなら必ず面倒なことになるから。
そして、現在朝。
いまだ寝ている和樹の部屋に一人のメイドが入ってきた。
???「旦那様起きてください。朝食が覚めてしまいますよ」
ユサ、ユサ、ユサ
和樹「う、う~~~~ん・・あ・・・後・・・・二十四時間・・・」
???「丸一日寝るつもりですか!!旦那様!!!学校に遅れてしまいますよ!!!」
メイドの鋭いツッコミ部屋に響く。
和樹「あ~~~分かった分かった起きるよ・・・・おはよう・・いろは」
いろは「はい、おはようございます旦那様」
和樹を起こしに来たメイドいろはは三日前この屋敷にやってきた。
いろはは『自分をここのメイドとして雇ってください』といきなり言ってきたのだ。
いろはの目にウソはないと判断した和樹はいろはを雇おうとしたがリーラに反対されてしまう。だったらいろはのメイドとしての適性と和樹に対する忠誠心を見て決めることを提案したリーラ。
彼女のメイドとしての適性能力の高さと和樹に対する忠誠心を見たリーラは第五装甲猟兵侍女中隊のメイドとしていろはを迎え入れたのである。
いろはの来ている服はいわゆる和服メイド服。
ただしかなり露出が激しいのを着ている、前も凄いが後ろも凄いことになっている。
ちなみに和樹を起こすメイドは周番制になっているらしい。
目が覚めた和樹はクローゼットに向かい制服を出し着替えようとするが。
和樹「・・いろは・・・」
いろは「??何でしょうか?旦那様??」
和樹「部屋にいられると着替えられないんだけど」
いろは「・・・・し、失礼しました!」
慌てて部屋から出ていく。
クローゼットを開け制服を取り出し。
着替えながら和樹はあることを考えていた。
和樹「ん~~~どこかでいろはに会ったことがあるような気がするんだよな~~。」
和樹はいろはを見るたびにどこで会ったような気がしてならないのであった。
一度だけいろはに聞いてみたことがあるのだが・・・・
いろは「だ・・だん・・・な様の・き・・気の・・せい・・だと思いますよ?」
明らかに何か隠している口調ではぐらかされてしまう。
言いたくないのなら無理にはと思った和樹はこれ以上の事は聞かなかった。
いつか自分から話してくれる事を信じて・・・
制服に着替え終わった和樹は部屋の前で待機していたいろはと一緒にリビングへ向かう。
リビングのテーブルにはすでに朝食が用意されていた。
和樹「今日の朝食は和食か・・・・」
リーラ「おはようございます。和樹様本日のご朝食はいろはが作られたものです。」
和樹「そうか・・それは楽しみだな」
和樹が自分の席に座ると待機していた中隊長クラスのメイドも自分の席に座り和樹と一緒に朝食を食べ始
めた。
和樹「ん~~~~美味いなこの味噌汁」
いろは「本当ですか!旦那様!!」
和樹「ああ、いろはに和食を作らせたら天下一品だな」
いろは「あ、ありがとうございます!旦那様!!」
褒めれて天にも昇るぐらいの気持ちになる。
和樹「やっぱりうまい飯は一人で食べるよりみんなで食べたほうが美味いな」
最初のうちは一人で飯を食っていた和樹だが一人では味気ないということで中隊長クラスのメイド(ベル
リネッタ・シェルビー・エスカレードを含む)は和樹と一緒に朝食を摂るようになっているが。
リーラだけは頑なにそこだけは譲ってくれず和樹の後ろに待機している。
バキッ!!!!!!!×3
何かが壊れたような音がした方を見ると・・・・・・・
ベルリネッタ「(なんなんですか!!!あの破廉恥メイドは!!!!
ご主人様もデレデレして!!!)」
エスカレード「(ちょっと胸が大きいからってご主人様あんなエロそうな顔でいろはの胸をチラ見し
て!!!!胸だけじゃなくいつでも、私の全てを見せて・・・・・)」
シェルビー「(これは忌々しき事態ね・・・
このままじゃあの破廉恥女に和樹を取られちゃう!!
・・・・ここはもっとあたしも大胆に!!!!)」
三人の手を見てみると握り潰された箸が握られていて。
3人の頭の上には大量の血管マークが浮かんでいた。
和樹「(・・・俺・・・・なんかしたか?)」
3人が怒っている原因が全く分かっていない和樹であった。
ちなみに和樹の後ろに控えているリーラはと言うと。
リーラ「(和樹様は胸が大きい方がいいのだろうか?)」
と自分の胸を見ていた。
全く気にする必要がないと思うのだが・・・・・
逃げるように朝食を食べ終えた和樹はリーラに自分の身の回りを整えてもらいベルリネッタが作った弁当
(弁当を作るのも当番制)を受け取りリビングを後にするとメイド達が左側と右側にズラリと並んでいた。
メイド達「「「「「「「「いってらっしゃいませ!!ご主人様!!!!!!」」」」」」」」」」」」」
和樹「行ってきま~~す。」
最近少しずつこの雰囲気が慣れたのか軽い挨拶をして学校へ向かう。
そして今日和樹はある女性と運命的な出会いを果たす。
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