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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百六十八話 【訓練】勝利に向けてその五

「レッドアクシズでもね」
「セイレーンの力は利用するだけ」
「そうよ」
 こう五代に答えた。
「あくまでね、あと日本酒おかわりね」
「また酔ってきたな」
「これはまずいな」
 伊勢と日向は酒をさらに飲むプリンツ=オイゲンを見て眉を曇らせた、だが二人もかなり飲んでいる。
「この女酒癖が悪いからな」
「どうなるやら」
「また絡むか」
「それともお尻を触ってくるか」
「普段から何かとあるが」
「酔うと尚更だからな」
 こう言うのだった。
「飲むなとは言えないしな」
「それだけに厄介だ」
「せめてそのまま寝て欲しいが」
「それもないな」
「その時はご安心下さい」
 ベルファストが微笑んで言ってきた。
「私がです」
「何とかしてくれるんだ」
「はい」
 五代にもその微笑みで応えた。
「実力で」
「ううん、それはね」
「よくないですか」
「俺達は戦う時以外はね」
「暴力はですか」
「振るったら駄目だよ」
 こう言うのだった。
「やっぱりね」
「後ろを手刀で」 
 ベルファストは実際に手刀を出しつつ五代に話した。
「それで、です」
「終わらせるんだ」
「そうしますが」
「それでもね」
 五代はあくまでこう言った。
「やっぱりね」
「よくはないですか」
「そう思うからね」
「そうですか。五代さんは優しい方ですね」
「そうかな」
「そう思います」
 実際にというのだ。
「私は」
「私もそう思う」 
 エンタープライズも言ってきた。
「五代さん達はとても優しい」
「君から見てもなんだ」
「そうだ、特に五代さんはな」
「お兄ちゃんはまた特別なのよ」
 みのりも言ってきた、見ればみのりは今はトロを食べている。それも大トロでありそれを楽しみつつ酒も飲んでいる。
「その優しさはね」
「そんなにかな」
「ええ、お兄ちゃんみたいに優しい人そうはいないわ」
 五代本人にも言った。
「本当にね」
「優しいからこそ強いのですね」
 ベルファストは五代にあらためて話した。
「人として」
「うん、優しい人程ね」
「強い」
「本当の強さが中にあるから」
 みのりはベルファストに話した。
「だからね」
「左様ですね。そして」
 ベルファストはさらに話した。 
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