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それから 本町絢と水島基は  結末

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10-⑺

 前期試験が始まる前に

「今年も、みんなで来るでしょ?」と、美波が聞いてきたが

「試験終わったら、僕は行きたいところあるから、今年は遠慮するよ」

「あぁ 俺も、パス 就活で行きたいと思ってるとこある」と、慎二も言ってきた。

「じゃあ 下の子達も多分、来ないわよ 部長の件、どうする 何時伝える?」と葵が心配していた。

「試験終わったら、ミーティング開こ それまでに、葵 美咲に打診できるか」と、慎二が提案した。

「うん なんとかね 説得しておくわ」

「美波は就職どうするんだ?」と、僕が聞くと

「うん この辺でいいところ探しているだけど 葵も地元で先生でしょ?」

「私 決めていない どこでも、いいんだ」

 - - - - - - - ☆ ☆ ☆ - - - - - - -

「絢 試験終わったら、独りで行ってみたいところがあるんや すまんが、今年は独りで、先に帰ってくれ」

「なんでー どこ行くの? 一緒に行ったらあかんの?」

「うん 帰ってきたら、ちゃんと話す それまで、我慢してくれ」

「サンゴの研究所に行くんやろ?」

「うん どんなことやっているのか、自分の眼で確認したいし、 まだ、続くんかどうか 雇ってくれる可能性もあるのか」

「やっぱり、そうかぁー 南の島かぁー 元気で帰ってきてよ 海に沈んじゃあ嫌よ もう、ずーとしてないんやから 茜なんか、いつも・・」

「茜ちゃんは、就職どうするって」

「京都の採用試験受けるって 大阪にするかも知れんって 京都でも、田舎になると遠いからな でも、直ぐに結婚して、カメラ手伝うかもわからんって」



 
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