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それから 本町絢と水島基は  結末

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9-⑵

 絢が帰って来るというので、僕は、駅まで迎えに出ていた。改札の向こうから手を振ってきた。

「会いたかったわー 淋しかった」と、飛び掛かってくるような勢いだった。

 僕達は、駅前のコーヒーショップに入った。

「今年のお正月はつまんなかったわ モトシは、何してたん」

「うん 家庭教師以外はブラブラしてたかな」

「やっぱり帰ったら良かったのに ウチな、成人式の写真撮ってん 成人式はこっちやろー だから、早い目にな」

「えー 絢 成人式 こっちなん?」

「そやでー モトシもやろー」

「いや 僕は、あっちやでー 住民票、向こうにしてるから」

「えー 移してへんのー」

「うん 免許取ってから、戻した」

「なんなん! ウチ、そのままやから、ここで成人式やわ なんで、言うてくれへんのー」

「いや そんなん 寮も移ったし まだ、住むとこも、安定しーひんしな」

「えー どーしょー 一緒に行ける思っとったのに」

「いいよ 絢だけ行けよ 付いて行ったるし・・」

「ほんま 茜も光喜君も来るやろしな あとなー ウチのお母さんも来るねん 着付けしてくれるって その日は、おばさんと一緒に泊るみたい たぶん、ウチも行くけどな」

「そうか でも、詩織ちゃんは、別なんだ」

 - - - - - - - ☆ ☆ ☆ - - - - - - -

 慎二が帰ってきたんで、成人式のこと話したら

「俺も、住民票置いてきてるんで、あっちや ええやん 二人で付き添いしよー 終わったら、祝杯しようぜ」と言ってくれた。

 メンバーは、僕と慎二、光喜、絢、茜ちやんと葵も来るかも知れない。



 
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