仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第四百六十六話 【邂逅】海の乙女達その四
「もういきなり出て来てにゃ」
「暴れ回るね」
「そうにゃ、海の上でも出て来て」
そうしてとだ、五代に話した。
「そのうえでにゃ」
「強いね」
「もう無茶苦茶だにゃ」
「私達何隻かでやっと一体を倒しています」
ユニコーンも五代に話した。
「その強さにどの方も驚いています」
「しかもスサノオが出て来てにゃ」
「君達に言ったんだね」
「そうにゃ、グロンギのことも自分のことも」
「そして俺達のことも」
「全部言ってにゃ」
そうしてというのだ。
「明石達はこの世界に来たにゃ」
「門を潜って来ました」
ユニコーンも話した。
「そうしてです」
「ここに来たにゃ」
「全部同じね」
「ええ、これまでの戦いとね」
みのりと奈々はここまでの話を聞いて述べた。
「スサノオらしいわね」
「ちゃんと手順を踏んでるわね」
「そうなんですね」
「ええ、これまではね」
「そうよ」
みのりと奈々はユニコーンに答えた。
「いつもの通りよ」
「他の世界に仕掛ける時はこうしているのよ」
「そうですか、ただ」
ユニコーンは二人の説明を受けてからまた言った。
「スサノオは人間とだけ戦いますね」
「そうだよ」
「それがスサノオだよ」
今度は杉田と笹山が答えた。
「逆に言えば人間以外には興味がないんだ」
「戦いを仕掛けることもないよ」
「私達が人間だからですね」
「仕掛けているんだ」
「戦いをね」
「そして人間を見てね」
「楽しんでいるんだ」
二人でユニコーンそして明石に話した。
「いつもそうしているんだ、あいつは」
「あらゆる世界でね」
「明石達は軍艦にゃ」
明石は首を傾げさせて言った。
「特にレッドアクシズはセイレーンの力を受けてにゃ」
「獣の耳とか尻尾が生えてるね」
「そうね」
椿と榎田は明石のその猫耳を見て述べた。
「そうでない人もいるらしいけれど」
「君はそのうちの一人だね」
「軍艦でそれでも人間にゃ?」
明石は真剣に考えた。
「そうかにゃ?」
「ベルファストさんが言われるには私達も人間よ」
ユニコーンはその明石に話した。
「軍艦であってね」
「そうなのにゃ」
「レッドアクシズの皆も」
「どんな姿形でも人間の心があれば人間だ」
おやっさんは強い声で言い切った。
「だからだ」
「明石達もにゃ」
「そうだ、人間だ」
明石に強い声で話した。
「皆な」
「そうかにゃ」
「だからな」
それでというのだ。
「君達も人間なんだ」
「そうなのにゃ」
「だからスサノオも仕掛けて来たんだ」
戦い、それをというのだ。
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