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オズのジンジャー将軍

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第七幕その十一

「こうしてです」
「普通のワインをなのね」
「飲んでいます」
 こう言うのでした。
「こうして楽しんで」
「そうよね」
「それで明日の朝はです」
 将軍は笑ってこうも言いました。
「夫婦で二日酔いかも知れないですね」
「もうそれが前提なの」
「私達はよく飲み過ぎるんですよ」
 ご主人も言ってきました。
「実は」
「そうなの」
「はい、ついつい」
「普通に好きですが」 
 お酒、それをというのです。
「二人ですと」
「ついついなのね」
「仲良く飲んでしまって」
 それでというのです。
「その量が過ぎて」
「それで今もなの」
「僕もこうして飲んでいますし」
 将軍程でないですが結構な勢いです。
「そして妻もね」
「ですから二日酔いですと」
 その時はというのです。
「朝起きてすぐにお風呂に入りまして」
「お酒を抜くのね」
「気分もすっきりさせます」
「そうなのね」
「ですから」
「明日もなのね」
「頑張れます」
「それじゃあ」
 将軍に応えてでした。
 オズマとドロシーはアルコールの入っていないワインを楽しみました、ワインもマンチキンなので青です。
 その青いワインを飲みつつドロシーは言いました。
「じゃあ明日も頑張ってね」
「お仕事しましょう」
 王女も応えました。
「そしてね」
「将軍とご主人のご家族が来られるまで」
「一緒にね」
「頑張っていきましょう」
「楽しんでね」
「今も楽しんでいるし」
「そうそう、シェラスコも」
 王女は今度はお肉を食べつつ言いました。
「美味しいしね」
「ステーキもいいけれど」
「ええ、シェラスコもいいわよね」
「こちらはこちらでね」
「ワイルドでね」
「そのワイルドさもいいし」
 ドロシーは食べながら言いました。
「開放的に食べられるし」
「いいわね」
「こちらもね」 
 笑顔でお話してでした。
 皆で楽しく食べて夜を過ごしました、そうしてです。
 一行は晩ご飯を楽しみました、そのうえで明日への英気を養うのでした。 
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