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ハイキング好きの犬と猫

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第一章

                ハイキング好きの犬と猫
 シンシア=ベネットとアンドレ=シビルスキーはボストンにいた、だが二人共自然が大好きでだった。
「そうした場所に住みたいわね」
「そうだね」
「それじゃあね」
「そうした場所に引っ越して暮らそう」
 シンシアは銀髪でアイスブルーの目で卵型の顔の長身の痩せた女性だった、アンドレは癖のある赤髪とシンシアより十センチは高い長身の穏やかな顔の持ち主だった。二人は¥ボストンからコロラドに移住して。
 そこで働きながらアウトドアライフを楽しんでいたが。
「新しい家族を迎えようか」
「そうね」
 シンシアはアンドレの言葉に頷いた。
「二人だけでなくてね」
「誰かを迎えよう」
「そうしましょう」
 二人で話してだった。
 二人は新しい家族を迎えることにした、それで。
 コロラド州のアニマルレスキューセンターに行って家族に迎えるべき犬を探した、二人共犬好きなので家族は犬にすることにしたのだ。
 二人でセンターの中でこれはという犬を探した、その中で。
「この子は」
「そうだね」
 アンドレはシンシアにその猫を見て応えた。
「僕達を見た瞬間にお腹見せたね」
「いきなりそうしてくるなんて」
「生きものがお腹を見せるのは親愛の証だけれど」
「そうしてくるなんてね」
 茶色と白の垂れ耳の大きな犬を見つつ話した。
「これはね」
「神様が引き合わせてくれたのね」
「私達とこの子を」
「この子はまだ生後三ヶ月なんです」
 センターの人が言ってきた。
「大きいですが」
「この大きさで、ですか」
「はい、とても明るい子なので」
 それでというのだ。
「家族にされるときっと幸せになれますよ」
「それじゃあ」
 シンシアもアンドレもその犬を家族に迎えることにした、だが。 
 ここでだ、アンドレは猫の方を見てシンシアに言った。
「猫もどうかな」
「猫もなのね」
「家族に迎えようか」
「そうね」
 それならとなってだ、そしてだった。
 犬を迎えると決めてから猫の方に行った、すると。
 銀と白の虎毛の子猫をを見た、その猫は。
「センターに八匹来たんですが」
「そうなんですか」
「飼い主に捨てられて。他の兄弟は皆飼い主が見付かって」
 そしてというのだ。 
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