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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百六十四話 キールでの邂逅その十一

「そしてだ」
「そうしてだね」
「あの毎回喧嘩売って来る神様をまた叩きのめしてやる」
「そうしようね」
「俺は確かに色々企むが人間だ」
 このことは絶対だと言うのだった。
「だからだ」
「それでだね」
「神なぞに屈するか、人間の力を見せてだ」
「この世界でも勝つね」
「そうしてやる、だから嬢ちゃんもだ」
 また芳佳に声をかけた。
「いいな」
「はい、今は下がってですね」
「他の奴と動きを合わせろ」
「わかりました」
「だがこれはと思えば突っ込め」
 芳佳にこうも言った。
「俺は一切責任を持たないからな」
「だからですか」
「精々突っ込んで神様の横っ面ぶん殴って来い」
 やはりディルクの言葉で告げる。
「いいな」
「わかりました」
「宮藤、お前の力を信じろ」 
 美緒も自分の言葉で告げた。
「お前が出来ることは大きい、その力をさらに強めてだ」
「そうしてですね」
「スサノオを倒せ」
 こう言うのだった。
「いいな」
「わかりました、それじゃあ」
「強くなれ」
「強くなるのはいいですが」
 椿も芳佳に言ってきた。
「忘れないで下さい」
「何をですか?」
「そこには秋津さんがおられます」
 彼をじっと見つつの言葉だった。
「秋津さんに怪我がない様にして下さい、怪我をさせたら許さないですよ」
「そ、そうですか」
「はい、そのことは気をつけて下さい」
「わかりました」
 芳佳は椿の右目の光が剣呑なものになっているのを見て頷いた、そのうえで訓練をしていった。その訓練では。
 シンクが抜群の動きを見せた、美緒は彼の動きに目を瞠った。
「随分と動きがいいな」
「はい、シンクはそうした競技もしていますから」
「強いのです」
 ミルヒオーレとエクレールが話した。
「こうした実戦さながらの訓練でもです」
「その見事な身体能力を活かしてくれますから」
「そうだな、他の者も動きがいいしだ」
 美緒はシンク以外の面々も見て話した。
「これは頼りになるな」
「戦力になる人は多いよ」
「そのことは間違いないわ」
 ウールもオーラも話した。
「だから戦えるのよ」
「ウィッチの人達だけじゃないからね」
「そうだな、ただ敵の戦力はかなりと聞く」
 スサノオが出す彼等はというのだ。
「だからな」
「そう、油断は出来ないよ」
「決してね」
「そうだな、頼りになる者は多いが」
「敵も多いから」
「大変な戦いになることは間違いないからよ」
「油断は出来ないな、それはわかった」
 美緒はウールとオーラに答えた。 
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