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とある蝉様(絆10)とのカルデア物語

作者:SEMIRAMIS
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第七話『新章の雰囲気っていいよね!』

異間帯、ロストベルトなんて呼ばれる物語が始まった訳ですけどもね。案の定、ダ・ヴィンチちゃんが刺されましたよ(笑)いや、本当に神父に刺されるなんて思わないじゃん?

"地獄に堕ちろ"

死ぬ間際にダ・ヴィンチちゃんが自分に対して口パクで告げた台詞だ。

(絆2に上げたじゃん!再臨60LVにしたじゃん!)

「ん?おかしいなぁ......妹(くだ子)からの定期連絡だとロリんちちゃんなるものが現れるって聞くけど......」

それにホームズさんもなんか天草くんと教授の悪事を暴くとかいって数日前に何処かにレイシフトしてから戻って来てないんだよね。

「ふあぁ〜」

ちょっとウチのグランドオーダー欠員多すぎでしょ!

(それにしても呑気すぎやしませんかね、この女帝様は?)

あくびをしながら頭を自分の膝の上に乗せるセミラミス。

「慌てるでない。今は我以外は霊体化して魔力を温存しておる。現存する戦力は我、脳筋、悪龍、小童、そして自身を母だとのたまうバーサーカーのみだがいずれも強力無二の英傑達。我らに敗北の2文字はないだろうよ、くく。」

セミ様は霊体化しないのでしょうか?

「は?」

「..........何もいってませんよ?」

目を逸らすようにマシュへと視線をむけると、彼女は緊張した面持ちをしていた。

「マシュ、安心していい。俺たちがついてる」

「センパイ........」

歓喜とした様子のマシュ。

「ペッ」

「セミラミスさん!?」べちゃ

しかしセミ様はマシュの額に唾を飛ばしやがった。

「ここから先の線に入るでないぞ、下郎」

「そ、そんな!」

とこのようにマシュとのフラグをことごとく潰していくセミラミスには圧巻としか言いようがない。

「こら、動くでないマシュ」

一応、セミ様は律儀なのか唾をハンカチで拭いてあげてる。なら最初から吐かなければいいのにとは敢えて言わないでおこう。 
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