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ドリトル先生と不思議な蛸

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第七幕その三

「減らしていくべきだよ」
「ブラックバスやブルーギルもだね」
「実はミドリガメやアメリカザリガニもだけれど」
「そうした増え過ぎて生態系に影響を及ぼしている生きものは」
「食べればいいわね」
「実は亀は美味しいし」 
 亀からです、先生はお話しました。
「爬虫類でね」
「すっぽんも美味しいし」
「鶏肉みたいな味がするから、爬虫類って」
「そう考えたらね」
「食べればいいね」
「ザリガニも泥を出させたらね」 
 そうしたらというのです。
「これがね」
「美味しいよね」
「ザリガニにしても」
「だから増え過ぎたらね」
「食べればいいわね」
「そしてブラックバスやブルーギルも」
 こうしたお魚もというのです。
「美味しい食べ方があれば」
「食べればいい」
「そうして数を減らしていく」
「そういうことね」
「そうだよ、日本人はどちらのお魚も食べないけれど」
 それでもというのです。
「減らしたいならね」
「美味しい食べ方を考えて」
「それで食べていって」
「そして減らしていく」
「そうすればいいわね」
「そうだよ、ただ生はね」
 これで食べることはというのです。
「淡水魚だからね」
「寄生虫が怖いから」
「だから生では食べない」
「そこが問題ね」
「そうだよ、徹底的に冷凍したらいいけれど」
 そうしたやり方があってもというのです。
「それでもね」
「食べ方はね」
「そこが注意だね」
「淡水魚は生では注意」
「気をつけること」
「そこは絶対だよ、だから獣害も」
 日本で問題となっているそれもというのです。
「鹿やハクビシンは美味しいしね」
「猪だってそうだね」
「美味しいよね」
「それじゃあ食べてね」
「減らしていけばいいわね」
「そう、狐や狸も食べられるんだ」
 こうした生きものもというのです。
「日本の童話だと狸鍋とか出て来るね」
「そうそう、作品によってはね」
「出て来るわ」
「かちかち山でとかね」
「結構ね」
「だからね」
 それでというのです。
「増え過ぎて生態系が乱れたりね」
「獣害が起こったら」
「その時は食べればいい」
「そういうことね」
「熊だってだね」
 日本で一番大きなこの生きものもというのです。
「食べられるからね」
「そうそう、掌なんか有名よ」
「中華料理でも凄い高級品だから」
「どうせなら食べればいい」
「先生の言う通りだね」
「そして危険だからといって」 
 人に危害を加える生きものだからです。 
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