ドリトル先生と不思議な蛸
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第三幕その二
「学ぼうね」
「海の生きもの達を」
「そうするんだ」
「じゃあ今からホテルに言って」
「そのうえで」
「鳥羽の水族館に行こうね」
こう言ってでした。
先生は皆と一緒にまずは宿泊先のホテルに入りました、そこに荷物を置いてからそのうえで皆と一緒にでした。
水族館に行きました、そしてその中にいる色々な生きもの達を観ました、その生きもの達はといいますと。
スナメリもいますしラッコもいますしウミガメもいます、他にはカブトガニもいてです。
「あのアザラシもいるね」
「ずんぐりしたね」
「バイカルアザラシね」
「あのアザラシもちゃんといるね」
「バイカルアザラシは特別なアザラシだよ」
先生は皆に笑顔でお話しました。
「普通のアザラシは海にいるね」
「北極や南極のね」
「そちらにいるよね」
「川や湖にはいないよ」
「そうだよ」
「そう、けれどね」
それがというのです。
「バイカルアザラシはロシアのバイカル湖にいるんだ」
「シベリアの方のね」
「あの大きな湖にいるのよね」
「湖にいるアザラシなんてね」
「本当に珍しいよ」
「そのアザラシもいて」
そしてというのです。
「他の生きもの達もいるからね」
「スナメリだってそうだしね」
「あの生きものも凄く珍しいし」
「だからちゃんと水族館で飼育して」
「調査や研究もして」
「残る様にしているね」
「そう、ラッコも珍しいし」
今先生達はそのラッコ達の前にいます、水槽のお水の中を素早く泳いでいます。その動きはかなりのものです。
「こうした生きものがずっと残る為にもね」
「水族館は必要ね」
「動物園もそうだし」
「もっと言えば博物館もそうで」
「ずっと残るべきね」
「そう思うよ、それを檻とかに入れるのは虐待とね」
その様にというのです。
「言って水族館や動物園に反対する人もいるけれど」
「極論だよね」
「そんな人滅多にいないけれど」
「そんな極論言う人って」
「流石に」
「けれど最近、特に日本だと誰かが手を挙げたらね」
そうすればというのです。
「それがどんな無茶苦茶な主張で一人しかいなくても」
「それが通るよね」
「お菓子が食べにくいから小さくしろとか」
「あと除夜の鐘が五月蠅いから止めろとかね」
「もう何でも言うよね」
「クレーム付ける人って」
「身近だとスーパーの自分の好きな商品がないとか」
先生はそうした礼も挙げました。
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