仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第四百四十七話 妖怪の森からその五
「倒せるばいね」
「楽にな」
「それはよかことばいね」
一反木綿はこう言った。
「まさに」
「そうだ、だからだ」
「データを頭に入れておくことばいね」
「そうすればいい」
「成程ね」
猫娘も読みつつ言ってきた。
「よく読むことね」
「覚えるのも戦いのうちだな」
深海は猫娘にも話した。
「そうだな」
「ええ、確かにね」
「ならだ」
「このファイルにじっくり目を通して」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「頭に入れることだ」
「わかったわ、しかしね」
「しかし、どうした」
「眼魔ってあたし達に似てるところがあるわね」
猫娘は眼魔達のことを読みつつこうも言った。
「どうもね」
「そうじゃな」
砂かけ婆は猫娘のその言葉に応えた。
「わし等ともな」
「似ているわね」
「ああ、しかしな」
「しかし?」
「やはり違うところもあるのう」
「ええ、似ているところはあってもね」
「違うところもあってな」
それでというのだ。
「それが何かと考えるな」
「あれだろ、スサノオの手下だからな」
それでとだ、すねこすりが言ってきた。
「それでな」
「そこがわし等と違うか」
「俺達はそれぞれ自由にやってるだろ」
「妖怪としてな」
「変な神様に操られないでな」
「そこで違いが出来るか」
「そうだろ、連中はスサノオの手駒でな」
その立場でというのだ。
「あいつの思い通りに動いてな」
「戦うからか」
「俺達は別に戦わなくてもいいしな」
「おいらなんて風呂垢舐めればいいし」
あっさりとだ、垢舐めは言った。
「そうじゃないとお掃除すればいいし」
「そうだよな」
から傘も応えた。
「楽しく暮らせればいいからな」
「戦う為にいるとかね」
「それで神様の手駒とかな」
「そういうものじゃないから」
それでというのだ。
「わかるね」
「そうだな、妖怪と眼魔の違いが」
「本当にね」
「そうだ、眼魔は駒だ」
アデルが言ってきた。
「スサノオのな」
「完全にそうなんだね」
「我々と戦う為にスサノオが出したな」
「そうした種族だね」
「君達と似ていると言えば似ている」
まさにとだ、アデルは垢舐めに話した。
「しかしだ」
「スサノオの駒であることがだね」
「違う」
そこがというのだ。
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