インフィニット・ストラトス ~五年後のお話~
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学園生活
第三話 クラス代表! 前編
輝龍side
急いで教室に入ってきたのは、黒い髪をした男性教師だった。
顔はイケメンに入るレベルだろう。
「もう、遅いですよ織斑君」
「すいません山田先生。
・・・どうしたんですかそんな笑顔で?」
「みんなが挨拶返してくれたんですよー、えへへー」
「そ、それはよかったですね・・」
IS学園にいる男で織斑君ということは織斑一夏だろう。
そういえばIS学園の教師になったというニュースが前やっていたような気がする。
「きゃ---」
ん?きゃ?周りから何か聞こえた気が---
「「「「きゃあああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!」」」」
恐ろしい音量の歓声が鳴り響く。
「あの織斑一夏様よ!!」
「千冬様とも兄弟の!!」
「本物の一夏様!!」
「TVで見るよりカッコイイ!!」
「子供の頃からファンでした!!」
こいつら凄いなー、こんな音量出るなんて。
明らかに人出せるレベルじゃねえよ。
「あ、ありがとう・・・」
当の本人はかなり驚いていた。
「織村君、一応自己紹介お願いできるかな?」
「あ、はい。この1-1の副担任になりました織斑一夏です。1年間よろしく。」
挨拶が終わった途端大歓声が沸き起こり、他の先生が止めに来るまで収まらなかった。
_________
さっきの騒動も収まり、授業が始まった。
メカニックをしていただけあって、最初の部分はわかりきった事ばかりで暇な時間となった。
授業は進み、今日最後の授業となった。
そんなとき、山田先生が思い出したかのようにこう言った。
「そういえばクラス代表決めていませんでしたね。今決めちゃいましょうか♪」
クラス代表。話を聞く限り主だった仕事は普通の委員長と変わらないらしい。
注目すべきはクラス代表戦だろう。
クラスの代表同士がISで戦うという企画があるらしい。
まあ、ISの貴重な経験ができるというわけだ。
「じゃあ誰かいますか?推薦でも立候補でもいいですよー」
え?推薦アリなの?
嫌な予感しかしない・・・
「はーい、輝龍君が良いと思いまーす」
「私もそう思いまーす」
「私もー」
ほらね・・こうなると思ったよ・・・
「はーい、輝龍君以外にいませんかー?」
仕方ない・・・戦えるのは嬉しいから頑張るか・・・
「はい、私立候補します。」
そう言いながら手を上げたのは、金髪と青い目が特徴な子だった。
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