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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百四十三話 恐怖の克服その十四

「今亜希と魅希を休ませています」
「そうしているな」
「はい、私も休んでいましたし」
「ならいい、長い戦いならな」
「休むこともですね」
「必要だよ」
 こう言うのだった。
「そのことはしっかりとな」
「いや、休むなとか言わへんのがええですわ」
 ジョーカーは明るく言った。
「ほんまに」
「ずっと戦うとか無理だろ」
「人間はそうですわ」
「機械だってずっと動いてるとな」
「ガタがきますね」
「だからな」 
 それでというのだ。
「俺達はな」
「疲れる前にですね」
「ゆっくりと休んでな」
 そしてというのだ。
「体力を回復させればいいさ」
「そして最後まで、ですか」
「戦うことだよ」
「そうですな、ほなこれからも」
「戦っていこうな、間違ってもな」
 こうもだ、マッハは仲間達に話した。
「何時終わるかとかな」
「考えたらあきませんね」
「そう思って嫌になったらな」 
 その時はというのだ。
「負けるからな」
「もうそれで、ですか」
「気持ちが乱れてな」
「そうですね、そこから焦りが出ますし」
 雷覇も言ってきた。
「まだかと思いますと」
「そして乱れてな」
「そこから破れますね」
「そう思う様ならな」
 何時終わるか、とだ。
「もう飯食って寝ろ」
「それが一番ですね」
「ああ、そういうことだよ」
「そうですね、今は私も戦おうとです」
 雷覇はまたマッハに話した。
「思います」
「そうだよ、だからな」
「休むことも大事ですね」
「長い戦いだとな、じゃあな」
「これからもですね」
「そうして戦っていこうな」
 こう言ってマッハは戦っていった、そして朝になるとだった。
 ロイミュードの数が減ってきた、水鏡はそれを見てすぐにわかった。
「数が尽きてきたな」
「うん、新手が出なくなったよ」
 小金井も戦いつつ言う。
「ここでね」
「そうだな、ならだ」
「戦いはもうすぐ終わりだね」
「そうなる」
「それじゃあね」
 小金井は魔道具を組みながら話した。
「気を引き締めなおして」
「そうしてだな」
「戦っていこうね」
「こうした時が一番危険だ」
 水鏡は冷静なまま話した。
「戦いがもうすぐ終わると思って油断する」
「だからだよね」
「一番命を落としやすい」
「あらためて気を引き締めないとね」
「そうして戦っていこう」
「泊さん達も訓練の時そう言ってたし」
「あの人達はわかっている」
 水鏡はこうも言った。
「戦いのことがな」
「おいら達よりもね」
「だからだ」
「ここはね」
「気を引き締めなおして戦う」
 実際に水鏡も小金井もそうして戦った、それは他の者達も同じで。
 戦士達はロイミュードの数が減ってきても油断せず戦い続けそうしてだった。最後の一体を倒しても陣形も構えも解かず。 
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