ドリトル先生と牛女
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第八幕その四
「ちゃんと調理すれば美味しい筈だよ、ただハギスはね」
「ああ、あれね」
「スコットランドのお料理ね」
「怪獣とかジョークで言われるけれど」
「あれはだね」
「どうかな」
ハギスについてはというのです。
「一体」
「あれだけはちゃんと調理しても」
「果たしてどうか」
「わからないんだね」
「うん、あと鰻のゼリーもね」
このお料理もというのです。
「アレンジが必要かな、ニシンのパイもね」
「あの丸ごと入れて焼いたね」
「あれもだね」
「アレンジが必要だね」
「あのままじゃなくて」
「そう思うよ、けれどちゃんとアレンジしたら」
それでというのです。
「よくなる筈だよ」
「イギリス料理でも」
「きっとそうなるね」
「絶対によね」
「うん、ちゃんと味付けと火加減をしてね」
そうしてというのです。
「調理したらね」
「よくなるわね」
「そのイギリス料理も」
「きっとね」
「僕はそう思うよ、しかしこうして和食で白ワインを飲むと」
今度は冷奴を食べています、おろした生姜と刻んだ葱それに鰹節を上に乗せてそこにお醤油をかけています。
それを食べてです、先生は言うのでした。
「いいね」
「日本酒もいいけれど」
「白ワインもいいね」
「そうなのね」
「かなりね」
そうだというのです。
「僕はお勧めだよ」
「魚介類には白ワインだけれど」
「欧州ではそうよね」
「けれど和食にもそうだよね」
「ワインだと白ね」
「日本酒が苦手な人もね」
そうした人でもというのです。
「こうしてね」
「白ワインならいい」
「お酒を楽しめる」
「そういうことだね」
「それも健康にね」
ただ美味しいだけでなくというのです。
「そうなるよ」
「先生が食べているお料理はどれも普通に居酒屋にあるね」
「日本の居酒屋の定番ね」
「それを食べるとね」
「凄く健康的でもある」
「そうなのね」
「うん、健康にもいいものはお酒のおつまみでもそうだし」
こちらにも言えることだというのです。
「もっと言えばお酒もね」
「ワインは健康にもいいんだよね」
「お酒の中では」
「そうよね」
「うん、アルコールの摂り過ぎはやっぱりよくないけれど」
それでもというのです。
「ワインはお酒の中ではかなりいいから」
「先生も今飲んでるね」
「先生色々なお酒飲むけれど」
「今はワインだね」
「それを飲んでるよ、それとね」
先生はさらに言いました。
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