DQ3 そして現実へ…~もう一人の転生者(別視点)
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猫の毛皮を3.4枚被る
どーも、みんなのアイドル、ラブリー・プリティー・プリンセス・マリーちゃんです!
ご安心下さいませ、もう言いません!
長すぎて面倒ですから…
さて、現在私はブリッ子中です!
意味分かりませんよね。
簡単に説明すると、今後のバラ色人生計画の為に、親兄妹に溺愛される娘を演じようと思い、48人いるアイドル達も真っ青なぐらい、ブリッ子しております。
特にお父様には要注意です!!
同じ転生者として、隙を見せればバレてしまいますから、ちょー甘ったれな娘を演じようと思っております。
そんな訳で、概ね家族に愛されております。
特にお兄様の愛情は鬱陶しい……いえいえ、嬉しい限りです。
最初の頃は、何れペロンと食べちゃおうと思ってましたが、5歳の時に一緒にお風呂に入って私の射程外へと外れました。
もう立派な大人だったので、私の興味も失せました。
とは言え、根は真面目で良い人なので大好きではあります。
特にポピーお姉様にからかわれている時が一番好きです!
面白すぎます!!
エッチなネタでからかわれる時など最高です!
だから私もからかってみたくなり、エッチなネタで迫ってみました。
「お兄様!私、今日の気分は勝負の日なのですぅ!このパンツだったら、男の子を悩殺出来るでしょうか?ご感想を聞かせて下さい!」
と言って、スカートを捲し上げパンツを見せつける。
しかし、お兄様の反応は予想以上につまらない物でした!
「こら、マリー!女の子なのだから妄りにパンツを見せてはいけません!」
おいおい…つまんねーよ!顔を赤くして恥ずかしがらないのなら、何か面白い事を言って、場を和ませろよ!
真面目くさって説教すんな!
コイツ彼女出来そうに無いわね…
家柄目当て以外の女は、寄ってこなさそう…
その点お父様はさすがです!
お父様もその場に居たのですが…
「コラコラ、パンツを徐に見せてはダメダメだよ!」
此処までは普通です…意見が一致してお兄様も嬉しそうでしたが…
「パンツはね、チラっと見せるのがポイントなんだ!チラリズムだよ!」
出た!親娘の会話にあるまじき単語……チラリズムって……
「男は皆、パンツを見たがってるんだ!でも簡単に見えるパンツには興味が失せるんだ…だからこそ、チラリズムだよ!見えるか見えないか…ちょっと見えた!ってな感じに、男心を擽るんだ!」
お兄様、大激怒。
ポピーお姉様、大喜び!
想像を遙かに超えるお父様…
そんなお父様は私に歌を教えてくれます。
と言っても、私も知っている歌なのですが…知らないフリして教わります!
前世の世界での歌ですから、教わる前に歌えたらバレてしまいます。
そして違う意味で要注意なのがお母様…
私のブリッ子が効きません!
大半の人々は私の可愛さにメロメロなのに…
別に虐待されてる訳ではありませんよ!
とても優しいお母様です。
ただ依怙贔屓をしない公明正大な女性なんです。
お父様には愛人が複数居て、私には腹違いの姉妹が沢山居ます。
でもお母様はどの子にも公平で、悪い事したらキッチリ叱られます。
とっても常識人なのですが、お父様が絡むと常識が逸脱します。
以前、お父様とお母様のベットで一緒に寝かせてもらった事があるのですが、夜中にお父様がムラムラした様で、アレを始めたんです。(冷やし中華じゃありませんよ)
最初はお母様も『コラ、リュカ!マリーが居るのだから、今はダメよ!』って、拒否してたんですが、お父様が『遅かれ早かれ知る事なんだから、今の内に目の前で見学させても大丈夫だよ』って…………バカなの、この人!?
どっかおかしいですよ!
そして気付けばマジ本番になってる夫婦……
目の前でですよ…マジで!
気まずすぎて寝たふりを続けました…
だってそうでしょう…自分達の行為をレクチャーされても困ります…
あの男ならやりかねないし…
それに私には知識がありますから不要ですよ…実践経験はありませんけど…
翌朝、ポピーお姉様が話しかけてきました。
「どうだった、あの両親と一緒に寝て…」
ニヤニヤで話しかけて来るんですよ!
知ってやがりましたね…
だから言ってやりましたよ!
「とっても刺激的で、良い勉強になりましたわ!これで何時本番になっても大丈夫ですぅ!」
「あらあら…それは何よりね。でも、まだ見学し足りないのなら、私に言いなさい。喜んで披露しますわよ!」
………勝てませんわ。
もしかすると、私はポピーお姉様が一番好きかもしれません。
でも残念な事に、あと1年ほどでお嫁に行ってしまうのです…
友好国のラインハットの王子様の元へ…
解ってます…けして政略結婚では無い事を…
ラインハットの兄王陛下…ヘンリー様と、お父様は親友同士。
そしてあのヘタレ王子コリンズとポピーお姉様は、相思相愛…
イヤイヤ嫁ぐのでは無いのは解ってますけど、大好きなポピーお姉様が出て行ってしまうのは、とても悲しいです。
一度だけ聞いた事があるんです…
「ポピーお姉様は、コリンズ様の何処が好きなんですか?」
「そうね…確かにマリーの思う通り、アイツはヘタレよ!」
一言もそんな事を言ってないのに、バレましたわ…ポピーお姉様は心を読むのが得意です。
「でもね…あんなヘタレでも、自分の欲求には正直だったのよ!私いきなりキスを奪われたんだもの!」
何だとあの野郎、ポピーお姉様に無理矢理キスしたのか!?
お父様にチクって、ぶっ殺してもらいましょう!
「ちょっと、今乱暴な事考えてるでしょ………大丈夫よ、安心して。直ぐ後で100倍にして返してもらったから♥」
ポ、ポピーお姉様の笑顔が素敵に怖い…
「無理矢理キスされた時、そのまま押し倒してやりヤツの童貞を奪ってやったわ!」
はい。一応申しておきますが、私もお姉様もこの国のお姫様です。
忘れられたら困るので、もう一度言います…この国のお姫様なんですよ!
そんなポピーお姉様が、今度私に凄い物を教えてくれるそうです。
いったい何を教えてくれるのか…楽しみですぅ!
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