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異世界~Fate was decided~

作者:D-CROSHINO
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第二話~Baseball Tournament~

 
前書き
はい。ハイキング回は次になります。 

 
それは、放課後の事だった。
<バンッ!!>
大体、コイツがこれほどの勢いで入ってくると、オレはこの短い期間でも一つ分かったことがある。
コイツが勢いよく入ってくると何かオレにとって、いや世界にとって厄介なことが起きると分かっていた。ああ。今度は何だろう?
「オイ、SOS団全員で野球大会にでるぞ☆」
「「「野球大会~!?」」」
「うん。ほらよ。そのチラシだ!」
ふむふむ。このチラシによるとこの大会は役所主催の由緒ある大会らしい。だがその大会にこんな力未知数でさらに、勝ち負けを簡単にひっくり返すことが出来るヤツも少なからず2人はいるチームがいてもいいものなのか・・・
「あっ、そうそう。もう登録しといたからっ☆」
「なっ、なんだって~!!!」
「なっ、何だよ!?いきなり!!」
「すまん。取り乱した。」
「・・・でっ、チーム名もSOS団にしといた!!これは世にSOS団の名を独り歩きさせる良い機会だ!」
そして、これから日曜日の本番に向け練習していった。

『本番』がやってきた。
なんだかんだ言って暑い!!なんでこんな日に限って夏日になる?天気の神よ、なぜなんだ・・・?
「この天気も、涼宮ハルヒコが望んだもの。」
「ヒッ!?そ、そうか。」
長門よ。お前には、気配というものがないのか?
「今、彼は勝つ気満満でいる。」
「なるほど。なら勝つしかないんですね。」
「そういうこと。」
古泉。勝手に入ってきて何納得している?
「遅れてすみません~。」
朝比奈さんか。
「友達をつれてきました。友達の鶴屋君です。」
「やっ☆」
うん?
「君が、キョン子ちゃん?よろしくねっ!みつるから色々と聞いているよ☆」
何を聞いているのだろうか?
「な~、キョン。お前は誰を連れてきたんだ?」
「えと。この二人と・・・あれだ。」
「谷口です。よろしくっ!」
「国木田です。よろしくお願いします~。」
「キョン。あれって小学生じゃないか・・・」
「あれって言ってもお・・私のいも・・・弟だぞ?」
「リトルリーグじゃあないのだぞ?まぁ、ハンデでよしとしてやる!!」
た、助かった~・・・
〈え~。これよりトーナメント表を掲示します。参加者の皆さんは各自開始時刻を・・・〉
トーナメント表が掲示されたようだ。さて、相手は、と・・・〔上ヶ原パイレーツ〕だ。
どんなチームなんだ?
「あっ、あれかなっ?」
あれって・・・
「しゃあす!!!」
<ゴッ!>
「せす!」
・・・・・硬派だーーーーー!
「相手にとって不足なしだなっ!」
〈それでは、第一試合〔チームSOS団〕VS〔上ヶ原パイレーツ〕・・・〉
「よろしくお願いしますッッ!!!」
{一番 ハルヒコ}
「プレイボール」
カッ!
《カァン!》
「♪~全然大した球じゃないぞ!俺に続け!!」
「ハル君すごい~」
ま、あいつならやるか・・・
{二番 朝比奈さん}
「よ、よろしくお願いします・・・!?」
《ドン!!》
「ヒッ!?」
・・・・・・
{三番 長門}
《ドン!!》
「こら~!バット振って!!」
・・・・・・
{四番 オレ}
ふぅ~・・・よりによってオレが四番かよ・・・
《ドン!!》
えっ?アイツこんなの打ったのか!?
・・・・・・
あぁ、面目ない。
≪都合により、三回表まで飛びます。≫
今、9-1で負けていた。
「あの・・・」
古泉か。この話で一回しか関わってないな・・・
「なんだ?」
「たった今、閉鎖空間が発生しました。」
「何!?」
「急速に拡大しています。」
「どうすればいいんだ?」
「今回は、彼と利害が同じのため協力を得ました。それに90分ですから。」
そうか、忘れていた。第一試合では90分の時間制限があった。もうそろそろ90分。
最後のイニングになりそうだ。
「長門か・・・」
「長門さんの打順ですね。」
「あぁ。」
《カキ~ン!!》
「なっ!?」
「属性情報をブースト変更。ホーミングモード・・・」
「おいっ!・・・」
《カキーン!!》
「フッフッ」
《カキーン!!》
これが11回続いた。
「長門、もう良い。」
「そう。」
点数は9-12。
大逆転してしまった・・・。小粋のかけらもない。
そのまま、3点差で勝った。
「おい!キョン子がおごってくれるって!!」
「「「やった~!!」」」
「ハルヒコ。その代わり一つ条件があるんだが。」
(二回戦は相手に譲ること)
・・・・・条件はあっさり承諾された。
「あの・・・。」
「?」
「君たちの道具、いくらで譲ってくれる?」
・・・・・
まぁ、いい。おごり代がチャラになったことだし・・・ 
 

 
後書き
えっと、長門のおかげで勝利しました。都合とは何か。皆さんでお考え下さい。 
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