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新オズのつぎはぎ娘

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第八幕その九

「とても悪いことだからね」
「僕もしないよ、そんなことは」
「オズの国の住人だからね、僕も」
「オズの国の法律は守っているよ」
「しっかりとね」
「いいことだね、若しオズの国の法律を破ったら」
 腹ペコタイガーは自分達を案内してくれているピーターに言いました、ピーターはどんどん進んでいって他の皆は彼に続いています。
「とても悪いことをしたことになるからね」
「だからしないよ」
「法律は守らないとね」
「さもないと世の中がおかしくなるから」
「法律を破っていったら」
「そうだよ、法律は悪いことをしない様にする為のものだから」
 それでというのです。
「守らないとね」
「その通りだよ」
「そのことはね」
「僕もそう思うよ」
「心からね」
「そうよ、オズの国の住人は皆法律を守らないといけないの」
 そのオズの国の法律を決める人の一人であるドロシーも言います。
「オズの国の法律をね」
「そうだよね」
「種族に関わらずね」
「オズの国にいるなら」
「誰でもだね」
「人間もドラゴンも他の誰もがよ」
 それこそオズの国にいる人はというのです。
「お空も海も地下もね」
「全ての住人がだね」
「守らないといけないね」
「そうよ、オズの国は沢山の神様もいるけれど」
「神様もだね」
「法律を守らないといけないんだね」
「だってオズの国にいるのよ」
 その神々もというのです。
「だったらね」
「神様も法律を守る」
「そうあるべきだね」
「そうなるの」
 こうピーターにお話します。
「オズの国の市民になるから」
「じゃあ関羽様もですね」 
 神宝はドロシーに尋ねました。
「オズの国におられるから」
「どんな人もオズの市民ならオズの法律に従う」
 カルロスも言います。
「そうしないと駄目ですね」
「私達もオズの名誉市民ですから」
 恵梨香は自分達のことをお話します。
「オズの国ではオズの法律に従うんですね」
「オズの国にはオズの国の法律がある」
 ナターシャは考えるお顔になっています。
「そしてオズの市民はその下で生きていくんですね」
「そうよ、オズの国にいたらね」
 まさにと言うドロシーでした。
「そうしないと駄目なのよ、誰もね」
「そうですね、ただオズの国の法律って」
 ジョージはこう言いました。
「厳しいものじゃないですね」
「そんなに多くもないでしょ」
「絶対にやったら駄目なことだけを書いていますね」
「オズの国は基本いい人ばかりでいいことばかりだから」
「厳しい法律もないんですね」
「そうなの、かつてのラゲドー王みたいな人も確かにいたりするけれど」
 それでもというのです。
「基本的にはね」
「いい人といい場所ばかりなので」
「法律も厳しくなくてね」
「多くないんですね」
「基本的なことを定めて」
 そしてというのです。 
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