八条学園騒動記
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第五百八十一話 皆で入るその十一
「キムチに白いご飯にね」
「肉が入ったあっさり味のスープもな」
「そうだね」
「まあパンに牛乳もな」
今朝に出るというこれもというのだ。
「いいな、じゃあな」
「それならだね」
「そっちもな」
是非にというのだ。
「食おうな」
「それじゃあね」
「完全にすっきりしてからな」
風呂でというのだ。
「食おうな」
「そうだね」
「それとお風呂から出たら」
マルティがまた言ってきた。
「お水飲もうね」
「そうそう、お水も飲まないと」
マルコはマルティのその言葉に頷いた。
「やっぱりね」
「駄目だよね」
「二日酔いだし」
それに加えてというのだ。
「お風呂に入ってね」
「汗かいてね」
「かなり水分出ているから」
「それでね」
「お水も飲まないとね」
「若し飲まないと」
水分を摂取しないと、というのだ。
「駄目だよ」
「身体の為には」
「水も飲むといいな」
洪童も言ってきた。
「それで水分補給して身体も冷やしてな」
「身体冷やしたら駄目なんじゃ」
「適温にするんだよ」
冷やすのはそうした意味だとだ、洪童はマルティに答えた。冷やすといっても程度の問題だというのだ。
「つまりはな」
「お水飲んでなんだ」
「ああ、体温をそこまで落とすんだ」
「熱いままじゃ駄目なんだね」
「適温に保たないとな」
体温、それをというのだ。
「身体によくないんだ」
「熱中症かな」
「それにもなるしな」
だからだというのだ。
「お風呂から出たらな」
「そうした意味でもだね」
「水は飲むべきだ」
「そういうことなんだ」
「だから俺も飲む」
自分もというのだ。
「絶対にな」
「そうするんだね」
「あとな」
「あと?」
「お水を飲むだけでも酒が抜けるな」
「最後の締めの酒抜きなんだ」
「その意味でもな」
酒のこともあってというのだ。
「ここはな」
「お酒抜くんだ」
「そうするな」
こうマルティに話した。
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