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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百八十六話 色鉛筆その六

「大戦までアメリカの日本への感情かなり悪かったけれど」
「それもなのね」
「煽ったんだ」
「そうだったの」
「人種差別をね」
「そうだったの」
「排日移民法にもね」
 日本からの移民を禁じたこの政策もだ。
「ハーストが煽ったことが大きかったし」
「授業でも出たけれど」
「それで日本との戦争もね」
「煽ったのね」
「日本のマスコミの報道の害も酷いけれど」
「そのハーストも」
「酷いよ、今もあるから」
 だからだ。
「僕はこの会社が出しているものは読みたくないね」
「そうしたことをしてきたから」
「だからね」
 その為にだ。
「それはしたくないね」
「昔のことがあるから」
「戦争前でかなり昔のことでも」
 それでもだ。
「売れる為なら戦争でも煽るって言われた位だから」
「日本の新聞社みたいね」
「うん、だからね」
 それでだ。
「この問題は日本だけじゃないよ」
「何処でもなのね」
「悪質なマスメディアはあるよ」
 非常に残念なことにだ。
「それでやっぱり特にね」
「日本は酷いってことよね」
「新聞もテレビもね」
 そして雑誌もだ。
「平気で偏向していて捏造して印象操作するから」
「読んだり観る人騙して操るのね」
「それにかかるから」 
 だからだ。
「要注意だよ」
「迂闊にテレビも観られないのね」
「報道番組とかワイドショーとか」
 両者の違いは日本では殆どないと思う。
「それが普通だから」
「視聴者を騙そうとしてくるのね」
「うん、だから下手に観るとね」
 それこそだ。
「大変なことになるよ、あとタブロイド紙は」
「とにかく読んだら駄目ね」
「日刊も夕刊も最低だから」
 まともなことなんて何も書いていない、某新聞社の社長でプロ野球を好き勝手にしていた人間に媚び諂ってファンやその社長の反対派を誹謗中傷する輩がまともな筈がない、そして北朝鮮みたいな世襲の共産主義国家で拉致も核開発もしている究極の非道国家が大好きな輩にしても同じことであると断言出来る。
「物凄く下劣な人達ばかりで」
「それでなのね」
「下劣極まることばかり書いてるから」
「読んだら駄目ね」
「右か左かの違いはあっても」
 それでもだ。
「どっちも北朝鮮の機関紙と変わらないから」
「あの国の」
「そんなレベルだから」
「確かに読んだら危険ってわかるわ」
「うん、そんなの読むよりも」
 僕が確信していることだ。
「漫画読む方がね」
「確かに遥かによさそうね」
「いいよ、絶対に」
「漫画も馬鹿にならないって言うわね」
「実際にそうだよ、そんなタブロイドは読んだら頭が悪くなるけれど」
 そして品性も下がる、こんな悪いことはない。 
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