| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

八条学園騒動記

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第五百八十話 これも役作りその七

「サウナもいいよ」
「汗かくことだね」
「汗をかいて」
 そうしてというのだ。
「身体の悪いものを出すけれど」
「お酒も抜けるかrなえ」
「もう凄い勢いで抜けるよ」
 サウナに入ればというのだ。
「だからね」
「サウナもいいね」
「それで水風呂に入れば」
 そうすればというのだ。
「もうね」
「かなり7抜けているね」
「ロシア人なんかね」
「サウナでお酒抜くね」
「それでまた飲むんだよ」
 サウナから出ればというのだ。
「その時はね」
「そこはロシア人だね」
「もうロシア人にとってお酒は絶対だからね」
「サウナで抜いてサウナを出て飲む」
「それでいつも酔っぱらってるんだよ」
「お国柄だね」
「それでファルスタッフは」
 ベンはあらためて話した。
「とにかくね」
「飲むことだね」
「飲んだくれの役だけに」
 それこそとだ、マルティに話した。話しながら彼も飲んでいるがそのペースはマルティにも負けていない。
「もうね」
「二日酔いになるまで飲む」
「そうすればいいんだよ」
「そういうことだね」
「うん、僕も飲んでいるし」
「これは二人共二日酔いかな」
「いいじゃない、それでも」
 二人共二日酔いでもというのだ。
「どっちにしても行く場所は同じだし」
「お風呂だね」
「だからね」
 それ故にというのだ。
「もうね」
「二人で二日酔いになって」
「そしてね」
「お風呂に入るんだね」
「そうすればいいよ」
 こう言うのだった。
「絶対に頭痛くてね」
「しんどいね」
「けれどね」
 それでもというのだ。
「そこであえてお風呂に行って」
「それでお酒を抜く」
「これも醍醐味だよ」
「お酒のだね」
「そう、二日酔いになるまで飲んで」
 そしてというのだ。
「それでね」
「朝にお酒を抜く」
「そうしてね」
 それでというのだ。
「復活することもね」
「醍醐味だね」
「そう思うからね」
「もうだね」
「二日酔いになればいいよ」
 喜んで、そうした感じの言葉だった。
「もうね」
「割り切ってるね」
「だってね」
「役作りだね」
「本気で演じるなら」
 舞台でというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧