ドリトル先生と琵琶湖の鯰
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第五幕その五
「やっぱり毎日結構歩いてるからね」
「毎日一万歩は歩いてるよね」
「滋賀県に来てからもそうだしね」
「それだけ歩くとね」
「やっぱり健康だね」
「うん、スポーツは全く駄目でも」
それでもというのです。
「歩くこと自体はね」
「先生嫌いじゃないしね」
「学校でもよく歩くし」
「それで移動してるし」
「それでだね」
「山登りも苦にはならないね」
「いや、日本の山は険しいから」
それでというのです。
「登ると疲れるよ」
「まあ日本の山は険しいね」
「しかも山ばかりだし」
「このことはね」
「仕方ないね」
「うん、だからね」
それでというのです。
「日本で困ったことかな」
「まあそれはね」
「仕方ないと言えば仕方ないね」
「日本は山国だから」
「かなりの部分が山の国だから」
「そのことはわかっていたしね」
先生にしてもです。
「受け入れてはいるよ」
「そうだよね」
「それで今も登っているね」
「そうしているね」
「実際に」
「そう、そしてね」
それでというのです。
「史跡研修もしているよ」
「その史跡が山っていうのもね」
「日本らしいね」
「山と海には困らない国にしても」
「本当に日本らしいわ」
「そうだね、あと山に住んでいる人達もいたよ」
先生はその山の中でこうもお話しました。
「そうだったよ、山の民というね」
「そうだったんだ」
「日本って農耕民族だけれど」
「そんな人達もいたんだ」
「そうだったの」
「今もおられるみたいだよ」
過去形ではなくというのです。
「どうもね」
「あれっ、そうだったんだ」
「今もおられるんだ」
「もういないって思ったら」
「そうなんだね」
「うん、僕もよく知らないけれど」
それでもというのです。
「そう聞いているよ」
「いなくなったと思っていたら」
「実は違うんだ」
「そうなの」
「うん、どうもね」
先生は皆にさらにお話をしました。
「おられるらしいよ、ただ何処におられるかはね」
「わからないんだ」
「そうなんだね」
「先生も」
「ネットで言われていることで」
こちらでというのです。
「真相は本当に不明だけれど」
「おられるかも知れない」
「そうなんだね」
「もうおられないと思っていたら」
「まだおられるんだね」
「その様だよ、日本人は元々縄文系の人と弥生系の人の混血で」
日本人のルーツのお話にもなりました。
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