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『LIFE』

作者:零那
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『夢の機械』



握り潰してきた塊がいつの間にか頑丈な鋼に成る。

心臓に蔓延る其れは重くて苦しくて痛くて,それでも消えてくれない。

胸を切り刻めば消えるかな。

ハラワタ抉り出せば無くなるかな。

紙屑みたいに簡単に塵と成ればいいのに。

粉々にしてくれる機械が在れば此の躰ごと飛び込むのに。

そんな夢の様な処理機は何処かに在るかな?


 
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