ドリトル先生の野球
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第五幕その八
「だから使ったらね」
「身体のエネルギーを無駄に使って」
「その分身体を疲れさせて」
「心にもかなりのダメージ与えるし」
「絶対に使ったら駄目だね」
「他の麻薬も」
「日本では覚醒剤はヒロポンといって合法で」
そうした時代があったというのです。
「イギリスでも阿片やコカインはそうだったね」
「シャーロック=ホームズコカイン中毒だったし」
「悪い癖って書かれてるけれど」
「悪い癖どころじゃないよね」
「コカインにしても」
「うん、今だとね」
シャーロック=ホームズの様な名探偵もというのです。
「それだけでアウトだよ」
「幾ら名探偵でもね」
「麻薬してたらね」
「もうそれだけでね」
「どうかってなるわね」
「それだけで」
「勿論スポーツ選手も駄目だよ」
先生は力説しました。
「というか僕は煙草すらね」
「スポーツ選手にはよくない」
「そう言うよね、先生は」
「スポーツには煙草は禁物」
「あと歌手にもだね」
「スポーツ選手も歌手も肺をかなり使うからね」
それだけにというのです。
「煙草は肺に凄く悪いね」
「喉にも悪いし」
「身体全体にもだけれど」
「肺には特にだよね」
「とりわけ悪いね」
「だからスポーツをするなら」
それこそというのです。
「しないことだよ」
「最初からだね」
「それで身体をちゃんと整えて」
「そうしてスポーツをすべきだね」
「何といっても」
「うん、あとお酒も気をつける人は」
身体のことにというのです。
「ビールや日本酒は飲まないね」
「あっ、そうなんだ」
「そうしたお酒飲まないんだ」
「ビールとかは」
「うん、ワインを飲むね」
こちらのお酒だというのです。
「身体に気を使う人は」
「そうなんだ」
「そういえばワインって身体にいいし」
「お酒の中ではね」
「そう言われているから」
「ワインを飲んで」
そうしてというのです。
「身体に気を使ってるんだ」
「確か」
トミーがここで言ってきました。
「三百勝した鈴木啓示投手が」
「草魂と呼ばれたね」
「あの人がそうでしたね」
「そうだよ、最初はビールを浴びる様に飲んでいたけれど」
それがというのです。
「身体にはワインの方がいいと聞いてね」
「飲むお酒はワインにしたんですね」
「この人はとにかく体調管理に気をつけていて」
「お酒もですね」
「気をつけていたんだ、あと水分は」
こちらはといいますと。
「いつも適度に摂っておく」
「それ大事だよね」
「スポーツしてると」
「脱水症状になるし」
「熱中症もあるし」
「あとそこから痛風になったり」
「それに脳梗塞も」
動物の皆も言いました。
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