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ドリトル先生の野球

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第二幕その十一

「そんな風になったんだ」
「生き方って人相に出ますよね」
「どうしてもね」
「それで、ですか」
「その人もね」
「人相が変わって」
「そんな風になってるよ、本当にいい生き方をしないと」
 どうしてもというのです。
「悪いお顔になるね」
「それはあるね」
「そうだね」
「ヤクザ屋さんとかね」
「そうなるよね」
 動物の皆も頷くことでした。
「美形でも誰でも」
「生き方が悪いと」
「人相が悪くなって」
「結果として悪い顔になるね」
「そうだね、思えば」 
 さらにお話する先生でした。
「日本のテレビにはね」
「あっ、人相の悪い人が」
「そうした人もいるね」
「コメンテーターとかで」
「どうかっていうこと言う人で」
「人相の悪い人多いね」
「そうだね、やっぱり生き方がね」 
 どうしてもというのです。
「出てね」
「人相が悪くなって」
「それで人がわかる」
「そんなこともあるね」
「ヤクザ屋さんは生き方が出て」 
 まさにというのです。
「悪い人相になるから」
「テレビのコメンテーターの人も」
「おかしなことばかり言っててやってて」
「人相が悪くなって」
「それが出ているんだ」
「そういうことだね」
 先生はまた言いました。
「本当に」
「残念なことだね」
「といいますと」
「折角この世に生まれてきたのに」
 それでもとです、先生はトミーにどうかというお顔でお話しました。
「悪いことばかり考えて言って行ってね」
「そうしたお顔になることがですか」
「残念だよ、この世に生まれたら」
「いいことをですね」
「そう、考えて言って行ってね」
 そしてというのです。
「いい相にならないとね」
「駄目ですね」
「悪い人はどうしても人相が悪くなってね」 
 そしてというのです。
「目の光もね」
「悪くなりますね」
「いい人の目は澄んでいてね」
 そしてというのです。
「悪い人の目は濁ってるね」
「ですね、よく言われますが」
「とにかくネットで評判の悪い司会者の人がいるけれど」
 今度はこの人のお話をしました。
「その人は三十数年前は凄い謙虚で普通の顔をしていてね」
「目もですか」
「普通だったけれど」
 それがというのです。
「今じゃね」
「全く違うんですね」
「物凄く悪い人相になって」
 三十数年前とは全く違ってというのです。
「目の光もね」
「変わったんですね」
「そうなったんだ」
「そうですか」
「そんな生き方はしないことだよ」
 それこそと言う先生でした。
「絶対にね」
「そうあるべきですね」
「そう、そしてそうした人がテレビに出る人や新聞記者に多いのがね」
「日本ですね」
「ヤクザ屋さんより人相の悪い人が多いよ」
 そこまでというのです。
「童話の悪い魔女みたいな顔の人もいるし」
「魔女ですか」
「そんな風だから」
 それでというのです。
「日本ではマスコミには注意しないとね」
「駄目ですね」
「心から思うよ」
 先生は今も思うのでした、日本のマスコミの酷さについて。素晴らしい国でもそうした部分があるのだとも思いつつ。 
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