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レーヴァティン

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第百六十一話 新兵器その一

       第百六十一話  新兵器
 英雄達は伊勢うどんを食べた後は今度はすき焼きの店に入った、そしてそこで松坂牛のすき焼きを注文した。
 そしてそれを食べつつだ、英雄は言った。
「すき焼きもな」
「いいものでありますな」
「伊勢うどんもよかったが」
 峰夫に霜降りのすき焼き肉を食べつつ話す。
「しかしだ」
「それでもでありますな」
「このすき焼きもだ」
 こちらもというのだ。
「いいものだ」
「しかもお肉がいいであります」
 峰夫もその霜降りのすき焼き肉を食べつつ応える。
「実に柔らかく」
「味もな」
「よくて」 
 それでというのだ。
「幾らでも食べられるであります」
「そうだな、しかもこのすき焼きはな」
 英雄はさらに話した。
「葱も豆腐もいい」
「糸蒟蒻や麩も」
「そして茸もな」
 見れば茸は数種類入っている。
「いいものだ」
「どれも質がいいからこそ」
「これだけの味だ」
「しかもお醤油も砂糖も」
 調味料もというのだ。
「実にであります」
「いいものだからな」
「これだけの味でありますな」
「そうだ、だからだ」
 それでというのだ。
「実に美味い」
「お肉だけでないので」
「すき焼きの主役は肉だ」
 何といってもというのだ。
「まさにな、しかしな」
「他のものもいいのなら」
「尚更よくなる」
 その味がというのだ。
「だからだ」
「このすき焼きは絶品であります」
「そして酒もな」
 この店でも酒を飲む、そうして言うのだ。
「こちらもな」
「美味いな」
「全く以て」 
 まさにというのだ。
「これは幾らでも食べられるであります」
「全くだ」
「食べ過ぎますね」
 紅葉は少し苦笑いになって述べた。
「これは」
「そうだな、だが」
「食べればですね」
「その分身体を動かすとな」  
「いいですね」
「そうだ、鍛錬を積み学問に励むとな」
「痩せますだがや」
 実際にというのだ。
「そうなります」
「そうだ、学問にしてもな」
「頭を使いますと」
「そこでカロリーを使う」
 脳は身体で最もカロリーを消費する部分だ、その為学問等に励むとかなりのカロリーを消費して痩せもするのだ。
「そして政務もな」
「やはり頭を使いますから」
「痩せる」
「左様ですね」
「だから俺達はいつもかなり食っているが」
 それでもというのだ。
「痩せる」
「それで今のすき焼きを食べる分も」
「気にしなくていい」
 食べてもというのだ。 
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