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レーヴァティン

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第百五十八話 西国の政その九

「主流ではないがな」
「だからたいな」
「牛や豚、鶏を家畜として育ててだ」
「そのお肉を食べるたいな」
「そしてだ」
 英雄はさらに言う、言いつつその頭の中ではこれからどう治めていくかを考えていた。そうしつつの言葉だった。
「民を豊かにする」
「そうするたいな」
「勿論生肉だけでなくな」
「燻製や干し肉もたいな」
「造ってだ」 
 そしてというのだ。
「そのうえでだ」
「食べるたいな」
「そうだ」
 そうしていくというのだ。
「これからはな」
「かなり変えるたいな」
「そうだな、だが幸い俺達には金があり」
 勢力として予算は潤沢にあるというのだ。
「そしてだ」
「そのうえでたいな」
「技術を持っている者も多い」
「農業でもたいな」
「酪農もな、西の浮島から来た者が知っている」
 そうした技術をというのだ。
「だからだ」
「そうした人達を雇って」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「農業等でもな」
「ことを進めていくたいな」
「そうしていく」
 まさにというのだ。
「暫くはな」
「戦はせずに」
「戦は後でいい」
 英雄の返事は素っ気なく返した。
「それはな」
「これまで話した通りたいな」
「そうだ、今はその時期だ」
 しっかりとした政それを行う時期だというのだ。
「まさにな」
「だからたいな」
「国境の守りを固め」
 そしてというのだ。
「そしてだ」
「そのうえでたいな」
「政に専念する、そしてだ」 
 英雄はさらに言った。
「治安もだ」
「これまで以上にたいな」
「よくしていく、魔物退治は言ったが」 
 既にというのだ。
「それと共にあちこちにいるならず者達をな」
「降すたいな」
「そうする」
 こう言うのだった。
「外道は成敗する」
「いつも通りたいな」
「外道は許さん」
 英雄の言葉は一言だった。
「世の中生きていて仕方のない奴もいる」
「厳しい言葉ですがその通りでござるな」
 智は英雄のその言葉に応えた。
「世の中色々な者がいてでござる」
「そしてその中にはな」
「英雄殿が言われる外道もいるでござる」
 現実にとだ、智は話した。
「そしてでござる」
「害毒を撒き散らすな」
「そうした輩はこの世界でもいるでござる」
「そうした連中は生かしておいてはならない」
 英雄は冷徹そのものの目で語った。 
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