仮面ライダージオウ　眩い世界

「最近俺達の仕事に専念していたけれどな」
「ああ、アナザービルドってのが出て来てな」
「ブラド族と戦ってな」
「後は静かなものでな」
「特に何もなかったけれどな」
　二人で話してだ、そしてだった。
　ここで桐生は嫌そうな顔になって述べた。
「おい、方程式が解けたぞ」
「その割には嫌そうな顔だな」
「スサノオが出て来たんだよ」
「だから青年さんが俺達を集めたんだな」
「っていうか仮面ライダーが集められるってなるとな」　
　それこそとだ、桐生は万丈に話した。
「それならな」
「一つしかないか」
「お前でもそれはわかるだろ」
「でもってのは余計だよ、けれどな」
「それしかないよな」
「ああ、言われてみるとな」
「まさかパーティーをする訳じゃないだろ」
　桐生は万丈にこうも言った。
「青年さん主催のな」
「俺はそれでもいいけれどな」
　石動はカウンターの中から言ってきた。
「お店の売り上げになるからな」
「そうよね、けれどね」
　店のことから話す石動に美空は娘として応えた。
「戦兎が言う通りね」
「青年さんが集めるからにはか」
「それしかないわよ」
「スサノオの絡みか」
「絶対にそうよ」
「まあ俺はここにいられていいけれどな」
　猿渡はその美空を見つつ言った、同じテーブルに三羽もいる。
「折角の機会だしな」
「頭ここにうきうきとして来ましたしね」
「俺達に声をかけて」
「それで、でしたしね」
「ああ、だからいいけれどな」
「そういう問題か？だがスサノオは確かに最近俺達の知ってる範囲では動きがなかったな」
　氷室は考える顔になり述べた。
「また色々やっていた筈だが」
「そのお陰で製作所の仕事に専念出来ましたが」
　内海は冷静な顔であった、だがこれから起こることについては考えているのがその顔にはもう出ている。
「彼のことですから色々していたでしょうね」
「俺達の見えない範囲でな」
「それは間違いないでしょうね」
「それで今度は私達の見える範囲でとなった」
　紗羽も言ってきた。
「その時が来たというのかしら」
「ああ、絶対にな。けれど答えは出たけれどな」
　それでもとだ、桐生はまた言った。
「答えの相手がな」
「まだ来ないな」
「そうなんだよな」
「まあそのうち来るだろ」
　万丈はおかわりをしつつ言った。
「ここで待ってればいいだろ」
「気楽だな」
「それしかないだろ」
　万丈は自分の今の言葉にどうかと言う桐生に返した。
「結局は」
「それはそうだけれどな」
「だったらな、今はコーヒーなり紅茶なり飲んでな」
「待つしかないか」
「甘いものも頼んでな、これいいだろ」
　万丈はメニューの中からパンケーキを見て言った。
「これ焼いてもらうか」
「パンケーキ？」
「ああ、頼めるか？」　
　万丈は自分のところに来た美空にも言った。
「そうしてくれるか」
「それじゃあね」
「俺も何か頼むか」
　桐生は万丈がパンケーキを頼んだのを見て自分もと思い彼はチーズケーキにした、そして他の者もそれぞれ注文してだった。