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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS

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第八十四話 周泰、董卓を救うのことその三

「では次は赤壁だな」
「そう、あそこよ」
「あそこを見に行きましょう」
「長江だな」
 華陀は赤壁のあるその場所について話した。
「あそこだな」
「ダーリンは長江のことも詳しいわよね」
「何度も行ってるから」
「ああ、季節によって逆流したりな」
 華陀はまずそのことを話した。
「それに風が急に変わる」
「そう、風よ」
「それが問題なのよ」
「風が変わればそれで策も変わる」
 華陀の目が鋭いものになる。
「それ次第だな」
「オロチも常世の者もアンブロジアもね」
「陰から動くからね」
 それがだ。厄介だというのだ。
「そこの注意してね」
「やっていかないと駄目よ」
「そういうことだな。それを考えるとな」
「事前に場所を見ていくことはいいことよ」
「絶対にね」 
 怪物達も今は乙女な調子ではない。戦うおなごであった。
 そのおなごとしてだ。彼等は今話すのだった。
「ダーリンはこの世界を救う大きな力だから」
「頑張ってね」
「俺は俺の果たすべきことをする」
 華陀もだ。その目を強くさせて述べる。
「それだけだがな」
「その意気がいいのよ」
「だからこそなのよ」
 それでこそだとだ。怪物達も話すのだった。
 そしてそのうえでだった。彼等は言う。
「その赤壁もじっくり見ましょう」
「それで頭の中に叩き込むのよ」
 こうした話をしながらだった。彼等も彼等の道を進むのだった。
 そしてだ。連合軍においてもだった。
 孫権がだ。天幕で酒を飲んでいる姉に対して話していた。
「都のことですが」
「ええ、何かわかったのかしら」
「どうやらかなり怪しい様です」
「そう。やっぱりね」
 話を聞いてだ。孫策はそれを当然といった顔で受けた。
「どうせ張譲の手の者達があれこれと蠢いているのね」
「それで表から入り込むのはです」
「難しいのね」
「送り込んだ者達は表から入ることを諦めました」
 話が本題に入った。
「大将軍の仰ったその道を通ることになりました」
「秘密の地下道ね。ただね」
「はい、隠された道ですから」
「危ないでしょうね」
 孫策は懸念する目をだ。の見ながら孫権に見せた。
「あの娘達でもね」
「それが問題ですが」
 諸葛勤がここで二人に話した。
「ですがここはです」
「はい、あの者達を信じましょう」
 太史慈も話す。
「明命達を」
「あの娘なら大丈夫だけれどね」
 孫策も周泰には絶対の信頼を見せた。
「それにあちらの世界の忍の面々もいるし」
「あの者達ですが」
 孫権もだ。彼等について話す。
「明命に劣らない者達ですので」
「安心していいわね」
「私もそう思います」
「私もです」
 諸葛勤と太史慈もここで言った。
「明命達なら必ずです」
「果たしてくれます」
「その通りね。では果報をね」
 どうするのか。孫策は話した。
 
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