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ヘタリア大帝国

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TURN39 怪獣姫その一

                       TURN39  怪獣姫
 太平洋軍jは四国星域に着いた。その彼等の前にいる艦隊は。
「二十個艦隊です」
「そうか。流石にオセアニア最大の植民地だけはあるな」
 東郷はモニターからの小澤の報告を聞きながら述べた。
「それに変わった動物もいるな」
「カモノハシですね」
「あの動物も使いたいな」
 魚の様にだというのだ。
「できればな」
「マーライオン使えますか」
 小澤はその無表情で問うた。
「そっちのがっかりするものは」
「ああ、中々いいな」
 東郷は余裕の笑みで小澤に返した。
「ビームも協力だしな」
「それは何よりです」
「もう暫くは魚やそうしたものを使っていく」
 そうするというのだ。
「そしてマーライオンやカモノハシもな」
「使いますか」
「優れた艦艇ができるのはまだ先だ」
 そして普通に配備できる状況もだというのだ。
「その頃には新しい旗艦も配備されるそうだがな」
「新しい旗艦ですか」
「名前だけはもう決まっている」
「三笠とかですね」
「いや、大和だ」
 この名前をだ。東郷は小澤に述べた。
「平賀長官がつけた。既にな」
「あの長官のつけた名前ですか」
「大和は祖国さんの名前でもあるな」
「そうですね。大和は国のまほろば」
「その名前をつけるということはな」
「長官も自信があるんですね」
「そういうことだろう。それではな」
 東郷はまた言った。
「楽しみに待っていよう」
「そうしますか」
「とりあえずは作戦を遂行していく」
 今回の四国占領作戦についても述べた。
「オセアニアを全て独立させれば次は」
「ベトナムに」
「東南アジアも全て解放してな」 
 そしてだというのだ。
「次はインドだ」
「カレーですね」
 小澤はカレーの話も出した。
「カレー食べ放題ですね」
「そうだ。カレーを好きなだけ食べられる」
「実は私カレーが好きで」
 表情は相変わらずないがだ。それでもだった。
 小澤は声をうきうきとした感じにさせてだ。こう言うのだった。
「インド解放は楽しみで仕方がありません」
「カレーは毎日金曜日に食べるがな」
「毎日毎食カレーでもいいです」
 そこまで好きだというのだ。
「カレーパンにカレーうどんもです」
「本当に好きなんだな」
「カレー自体もチキンカレーにポークカレー」
 それにだった。
「シーフードカレーに野菜カレーも好きです」
「あの大阪の御飯と最初から混ぜているカレーはどうだ?」
「上に卵を置いているあれですね」
「そうだ。上からソースをかけて食べるな」
 そのカレーはだ。どうかというのだ。
「そのカレーはどうだ?」
「それも大好きです」
「本当にカレーならなんでもなんだな」
「カレーは銀河です」
 小澤はモニターからもわかる妙なオーラを放ちながら述べた。
「それを食べに行きましょう」
「そうだな。そうした意味でもな」
「この戦い勝ちましょう」
「ここでもベトナムでもな」
 日本軍の最大の目標はやはりインドだった。インド解放が今の最大の目標だった。エイリス細大の植民地を解放することを目指してだ。四国も攻めるのだった。
 その四国の植民地艦隊の配備と編成を見てだ。東郷は言った。
「ビームのみの編成の艦隊が多いな」
「はい、確かに」
 秋山が東郷のその言葉に頷く。
 
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