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オズのハンク

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第九幕その十一

「中国茶となんだ」
「そう、マンゴープリンにね」
 トロットはカエルマンに笑顔で答えました。
「杏仁豆腐にね」
「それとごま団子だね」
「このセットにしたのよ」
「中国のティーセットだね」
「そうよ、それにしたの」 
 そうだったというのです。
「今日は」
「そうだね、こちらもいいね」
「中国もお茶の国だし」
「お菓子も充実しているね」
「お茶がコーヒーがあると」
 それでとです、トロットはさらに言いました。
「お菓子ってよくなるよね」
「というかお菓子がないと」
 それこそとです、ここで言ったのは恵梨香でした。
「お茶やコーヒーはね」
「それだけになるから」
「だからですね」
「お菓子も必要だから」
「こうしてですね」
「お菓子も出されているのよ、それじゃあね」
「今からですね」
「楽しみましょう」
 その中国のティ―セットをというのです。
「これから」
「わかりました」
「いや、お茶を飲むと」
 ハンクもお茶を見て目を微笑まさせてお話します。
「幸せな気持ちになれるよね」
「それだけでな」
「そこにお菓子もあったら」
「余計にでしょ」
「幸せな気持ちになれるね」
「だからいつもティータイムにはね」
「両方出すんだね」
「そうしているの」
 実際にというのです。
「いつもね」
「それで他の皆もだね」
「そうしてるのよ」
 オズマやドロシーもというのです、勿論ベッツイもです。
「確かな決まりはないけれど」
「美味しい組み合わせだからだね」
「お茶とお菓子は同時に出してるの」
 ティータイム、この時はというのです。
「そうしてるのよ」
「そういうことだね」
「そうよ、ではね」
「飲んで食べて」
「そうしてね」
「また歩いていくね」
「そうしましょう、それと今夜は」
 トロットは晩ご飯のお話もしました。
「何がいいかしらね」
「ビーフシチューとかどうですか?」
 カルロスは晩ご飯についてこのお料理を出しました。
「こちらは」
「ビーフシチューね」
「それと日本で食べた」
 カルロスはトロットにさらに言いました。
「オムライスとか」
「ああ、あれね」
「オムライスもご存知ですか」
「オズの国にもあるわよ」
 オムライスはとです、トロットは笑顔で答えました。
「あのお料理はね」
「そうなんですね」
「オズの国にも日系人の人がいてね」
「オムライスは日本の食べものだから」
「そう、日本の洋食でしょ」
 このうちの一つだからというのです。
「それなら日系人の人がいるとね」
「オムライスもですね」
「あるから」
 それでというのです。
「私もオムライス好きよ」
「そうなんですね」
「じゃあ晩ご飯はビーフシチューとね」
「オムライスですね」
「あとお野菜のソテーを出して」
 こちらもというのです。
「デザートはその時に考えて。飲みものも」
「何にするかは」
「こちらはそれぞれが好きなものをね」
 そういったものをというのです。
「言ってくれたらね」
「テーブル掛けから出すね」
「そうすればいいわ、じゃあ」
「夜はだね」
「そうしていきましょう」
 こうお話してでした、そのうえで。
 今はティータイムの中国のティーセットを楽しみました、お茶もお菓子もどれも素晴らしい味でした。 
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