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メイド達の秘密

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第二章

「それでもいいな」
「飲めたらいいさ」
「じゃあ待ってるな、俺今日バイトないしな」
「吉報を待ってろよ」
「そうさせてもらうな、しかしな」
 歩はここでまた店のチラシを見た、そうして彼に言った。
「見たところな」
「何だよ」
「可愛い娘ばかりだな」
 こう言うのだった。
「俺が見てもな」
「ああ、実際な」
 岳人も歩に笑顔で返した。
「メイド喫茶は色々チェックして入店している俺から見てもな」
「このお店の娘達はだな」
「かなりのレベルだな」
 こう言うのだった。
「凄いぜ」
「そうだな」
「これは期待出来るな」
 岳人はにやりと笑って述べた。
「このお店には」
「じゃあ今からだな」
「お店に行くのが楽しみだよ」 
 こう言うのだった。
「本当に」
「それは何よりだな、しかしな」
「しかし?」
「チラシはチラシでな」 
 歩はこうも言った。
「実際はってあるだろ」
「ああ、写真修正したりな」
「それがあるだろ」
「何か風俗店だとな」
 そうした店ではとだ、岳人はこんなことも言った。
「もうな」
「ああ、写真の修正はな」
「結構あるっていうな」
「それかな」
 歩はさらに話した。
「数年前の写真とかな」
「今は違う姿だよな」
「前の写真と違って太っていたり老けていたりな」
「そんなこともあるよな」
「本人は本人だからな」 
 例えその写真が数年前のものでもだ。
「いいしな、あと公表の年齢と実際の年齢が違うのもな」
「あるよな」
「メイド喫茶でそれはないよな」
「いないと思うのがな」 
 それがとだ、岳人は歩に返した。
「やっぱりな」
「大事か?」
「そう思わないとな」 
 それこそというのだ。
「駄目なものだよ」
「そういうものか」
「ああ、写真の修正位だとな」
「流石に何年か前の写真は駄目か」
「メイド喫茶でそれはないだろ」
 数年前の写真で今の姿は違う、そうしたことはというのだ。
「流石に」
「まあ若い娘主体だからな」
「風俗の人は熟女の人もいるよな」
「最近五十代の人のお店もあるらしいな」
「そんなのもあるんだな、そうした人もいたらな」
「数年前もあるか」
「ああ、けれどメイド喫茶は若い娘だからな」 
 そうした娘達が働く世界だからだというのだ。
「それはな」
「ないか」
「ああ、だからな」
 それでというのだ。
「そこは安心していいだろ」
「精々写真の修正位か」
「それもすぐにわかるしな」
 店、当のそこにというのだ。 
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