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『零点の生き方』

作者:零那
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『疑念』



自由ってなんだろう。
愛情ってなんだろう。
家族ってなんだろう。
生活ってなんだろう。

ねぇ僕の家はおかしいよね?
何がおかしいんだろう?

わからないくせにね。
どうせバカだからとかガキだからとか、言い訳並べてまともに答えてくんない。

淋しいなら此処においでって、そう簡単に甘やかそうとしないで。

自由に生きることなんて到底不可能で、足枷に重りがついてるとしか思えなかった。

愛ってものがどんなやつなのか、想像することさえ出来ずに年を取った。

欲しがるのは無駄なんだって悟ったけど、家族にそんなもの求めれない事こそが、もはや異常なんだって気付いてはいたんだ。

普通に生活すること自体が、既に多くを望んでるのだろうか...


 
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