ポケットモンスタージェネシス"the world ”
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第8話 ここの所有者はポケモンマスター
とりあえず全員は一通り自己紹介をした。といっても名前と年齢ぐらいだが。
「じゃあこっちの番だね。改めて、私はエリ。今11歳!いろいろあってハルさんに師事するようになって一週間の新人トレーナーというところかな。私のポケモンも紹介するね。みんな~出てきて!!」
ポン
「ゴロ」
「キルリ~」
「ライ!」
「ブイ~」
「「「「「「「かわいい!!!」」」」」
「ミズゴロウ、キルリア、ラクライ、イーブイだよ仲良くしてあげてね!」
ポケモンの愛くるしさに女性陣を筆頭にメロメロ状態だ。
「じゃあ次は俺の番かな。俺はハル。年は21歳。旅に出始めてから10年以上になる。」
「ハルさんは様々なポケモンバトルで勝ち続けてきてバトル大会やポケモンリーグでも優勝している凄腕トレーナーなんだよ!!」
「なんでエリが得意げなんだ・・・・・?」
『エリ殿は自分の師匠がすごいことを自慢したいのだろう。なんといったってポケモンマスターなのだから』
「「「「「「マジで?????」」」」」」
「うわぁ!?」
「ポケモンマスターって本当ですか?」
「すごいぜ!!」
「・・・・・ポケモンマスターってなんだ?」
「?」
一度はアニメで見たことがある人にはわかるが見たことがない人にはピンと来ていないみたいだった。
「ポケモンマスターとは簡単に言ってしまえばポケモンバトルが世界で一番強くて。ポケモントレーナーとして一番優れている人だな」
半崎が問いに答える。
「ほぅほぅそうなのか?」
空閑とヒュースのネイバー二人には強いという言葉にひかれたようだった。
そのやり取りを見ていた他のメンバー(特に18歳組は)
「よっしーがあんなに滑舌なの珍しいね」
「ゲーマーである半崎にとってはある意味夢の様な世界だからな」
「それに普段人見知りの志岐なんかも警戒オーラが消えてるぞ?」
「じゃあ国近も・・・・・」
近くにいる同胞に目を向ける
「んん?なにかね~」
「いや(全く変わってない・・・・)」
ほわほわオーラをまとっていた国近はどこ行っても国近なのだった。
「俺のポケモンなんだが。エリみたく一度に見せることはできない。まぁ何匹かあっているみたいだが。大きいポケモンも多いし何より数が多いその都度紹介するよ。」
あと紹介するのはこいつかな。
そういわれて出されたのは
「それはいったい?」
「こいつは俺のポケモン図鑑だ。まぁデータを移して新調したものなんだけどね。だけど驚くのはまだ先さ。」
そういったハルが視線を図鑑に向けると。
<初めまして。>
「「「「「「「しゃべったぁ!!!!!!!」」」」」」」」
「・・・・・・もしかしてロトムですか?」
「よくわかったね。今までの話を聞いていたと思うけど、もし彼らが困っていたらサポートしてあげてくれ」
<わかった。ハル。初めまして私はロトム。よロトしく>
勝手に話が進んでいく様に周りは唖然とする。
「勝手に進めてしまって悪かったね。君たちのこれからのことだけど、まだすぐには全てを理解できるわけではないと思っている。だからまずはこの世界のことを理解してほしい」
「りかい・・・・する?」
「あぁ、この世界をもっと知ってもらいたいんだ。アニメやゲームがあるといっていたな。だけどこの世界はゲームではなく、しっかり生きているんだ。そのことをわかってもらいたい。突然アニメの世界に飛ばされたという感覚かもしれないけど俺を含めて人もポケモンも生きているんだ」
その言葉にハッとした。
確かにポケットモンスターという名前で今から20年前くらいから爆発的な人気が起こっているアニメとゲームだということで実際にゲームを買っていなくてもなんとなくポケモンを知識として知っていただけだという。ものだとみていたような感覚に愕然とし改めて申し訳ないと思った。
「確かに、そう思っていたかもしれない。それはこの世界を生きる人にとって侮辱になっていたかもしれないな」
すまなかった。東が代表で頭を下げる。
「いやわかってもらえればいいんだ。よし、まじめな話はここまでとして、おれはいろいろみんなを受け入れる準備をする。エリ、ロトム、ルカリオ。3グループに分けてみんなにこの船を案内してくれ。準備をしたら連絡するからそしたら泊まってもらう部屋に案内するよ」
「うんわかった!!」
『承知した』
<了解したロト>
3グループに分けているところを尻目に準備に取り掛かった。
「(さて、まずは部屋の準備と、ポケモン図鑑かな。そしてモンスターボールだな)」
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エリグループ
「ジャーン」
「「「「「おぉ!!」」」」
エリがA級等約20人を引き連れてやってきたのはシアタールームである。
「ここでは主に今までに買ったポケモンリーグやグランドフェスティバルのDVDを見たり、ハルさんが今までに見てきたジム戦やバトル大会の録画映像を見て分析したりする部屋だよ」
「なるほど。分析したりするのは戦う上では重要だな。」
「俺たちも前はやってましたね。」
「ふーん。後でハルさんに頼んで見せてもらおうかしら」
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こちらはロトムグループ
B級のメンバーを引き連れてやってきたのはトレーニングルームである。
<ここでは主にポケモンたちのコンディショニングを行ったり、ポケモンの技の特訓や精度を高めることをしてるロト。ポケモントレーナーにはなくてはならない場所ロト>
「おぉ!!まさに熱く燃える場所ってことだな!!」
<??意味不明ロト>
「あぁ、気にしなくていい。荒船だからな」
「特訓という言葉は大好きだからな」
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そしてルカリオグループ
こちらは玉狛を筆頭に緑川や夏目、絵馬等かかわりがあった者たちが集まっていた。
そして現在いる場所はキッチンとリフレッシュルームだ。
『ここは、キッチンとその隣がリフレッシュルームだ。やはり何事にもご飯は大事だからな。それに我らポケモンにもポケモンフーズを種族ごとやすごいときには一匹ずつオリジナルのフーズを作ったりポケモン用お菓子などを作ってくれる。ショップにも売っているようだが、今まで食べたことがないし今から食べる気がしないな。』
ハルの作る料理はうまいぞ
「なるほど、ぜひハルが作るときは一緒にキッチンで手伝いながらどのように作っているのか見てみたいな。それにポケモンフーズやおかしにも興味がある」
「あはは、レイジさんなら気に入りそうだよね」
キッチンといって真っ先に反応したのは木崎だった。すでにうずうずしているようだった。
食べるのが好きな空閑も楽しそうだ。
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「あれ?」
『む?』
<ロト?>
他にも順番に案内をし最後に案内をするところがくしくも同じだった。
「あはは、一緒になっちゃったけど最後に説明するね。ここがバトルフィールドポケモンを持っている人ならたぶん避けては通れない場所。」
『そして大好きな場所だ』
「エリもよく使うの?」
「うん。よくここでバトルの練習をするんだ。ハルさんもよく実践の相手になってくれてね。まだまだハルさんの本気のほの字も出せてないけどバトル慣れはしてきたかな。ここで行ったバトルは自動的に記録される仕組みになっているからそれをシアタールームで見ながら反省点を出してそれをもとにアドバイスをくれたりするんだ」
「なんと!!本格的ですなぁ」
「それでいずれはバッチ集めてポケモンリーグで優勝することといろんな地方を旅してたくさんのポケモンに出会うことを目標にしてるんだ」
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一通り案内が終わった後ハルの用意ができたということでひとまず自分の部屋を確認した。
そのときに一同が思ったことは
「「「「「「「「「広っ!!!!!!!」」」」」」」」」
だった。
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