ポケットモンスタージェネシス"the world ”
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第7話 ようこそギャラクシー号へ ②
「・・・・・・・なるほどな。ここと別世界から来たか・・」
「しかも、ゲームやアニメで見ていたらしいよ」
「やはり、信じられないか?」
「・・・・・いや、信じよう」
「ほんとうか?俺たちですら体験していなければ信じられないことだぞ!?」
「だが、この世界にはそれを可能にすることはできるかもしれない。もし、ここの世界をアニメや映画、ゲームで知っている人ならわかると思う。時間や空間をつかさどるポケモンたちを」
「・・・・・ティアルガやパルキアですね」
「君は?」
「半崎です。半崎義人。結構ゲームやアニメなどやりこんでましたから」
「なるほど。他にも時渡りをするセレビィなど何匹か心当たりがある。」
「そうか。しかし、どうして俺たちなんだろう。確か俺たち・・・・」
あそこで死んだはずじゃ
空気に解けるようにつぶやいた言葉は思いの他響いたようだ
「「「「「「 ・・・・・・・・・・」」」」」」
「そうか、俺たち救えなかったのか・・・・・・・」
一気に空気がどんよりしてしまった。
「プクー」
「リル?」
「・・・・・・よかったらさ、この世界でポケモントレーナーになって世界を旅しないか?」
「「「「「「「「「「・・・・・・・?」」」」」」」」」
「どんな事情があったかは知らないけど、君たちは確かに自分たちの世界を救えなかったのかもしれない。それを忘れろとは言わないけどみんなにも楽しさを味わってほしいと思うんだ」
「・・・・・・それもいいかもしれないな。」
ようやく笑顔が戻ってきた。
「ルリルリルー♪」
「ところで・・・・・・ここに来る時まで何か変わったことはなかったか?」
「そういわれてもな・・・・・」
「特に、何かあったわけでも」
「気づいたらここにいたとしか」
他の人たちも次々に回答するが何か違うことはなかった
1人覗いて
「・・・・・・・少しいいですか?」
「どうした、迅」
「俺がここに来る前、確かに声が聞こえたんだ」
<この世界を・・・・・・助けて・・・・・>
「・・・・・と」
「それは確かなのか?」
「ふむ・・・・・君と他の人との違いは何かあるか?」
「・・・・・違いといえば、サイドエフェクトがあるよ?」
「でもそれはカゲとか菊地原とか村上だって遊真もあるじゃないか?」
サイドエフェクトは関係ないという迅
「でも、迅さんのサイドエフェクトっていかにも関係ありそうじゃん。」
なんせ未来視なんだから
「未来視?」
「といっても俺のは視認した相手から無数の未来が見えてそこから最善を選ぶように動いてきたんです」
「そうやって、今までも多くの人を助けてきたんだよ!!」
一番の迅信者の緑川が高らかに宣言する
「(相変わらずの迅バカ・・・・)」
「・・・・・しかもその人相手にタメ語だし」
「たく、駿のバカ・・・・」
「だけど、結局救えなかった・・・・・」
「だから、お前のせいじゃないって」
再び暗くなりそうな雰囲気になりかけたのを見てエリが慌ててハルに声をかける。
「ハ、ハルは何かわかった?」
「その声を聞いてこの世界に来た。ということは十中八九ポケモンの声だろうね。そして、なぜ迅君にしかポケモンの声が届かなかったのか?それは未来を視る特徴を持った迅君の魂と共鳴したおそらくエスパータイプじゃないかな?でもそれでも一匹に限定できるわけじゃないからここまでしかわからないかな?」
「(まぁ、おそらくミュウだと思うけど)」
ある程度ポケモンにもあたりを付けていたがここでそれをいう必要はないと判断し言わなかった。
「さてと事情はある程度わかった。では自己紹介と行こうか」
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