曇天に哭く修羅
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第一部
First Step
前書き
雑ですが第一部は終わりです。
病院から転移した《島崎向子》は龍帝学園の生徒会室に有る会長席へ座す。
「エンド君は欠席だね」
部屋に居る向子以外。
副会長
書記《的場聖持》
庶務《橘花 翔》
《永遠レイア》
会計は《エンド・プロヴィデンス》だ。
彼等は《立華紫闇》に宿る【上位存在】を覚醒させ力を引き出そうとしている。
その過程において紫闇が上位存在に肉体の主導権を奪われると不味い。
なので色々と話し合っている。
「今は問題無いから良いけど」
「邪神大戦の再来は勘弁」
「幼馴染みだし何とかしてやりたい」
「ここぞという時には本人に話すぞ」
「任せて。責任はこっちで持つから」
もし内なる上位存在が紫闇の意識を消し去り彼の体に受肉して降臨すれば、この場に居る何人かは死ぬことになるだろう。
かつて世界最強とされた魔術師七人のスペシャルチーム【マジェスティックセブン】
そのうち六人を犠牲にして封印した《ナイアー=ラトテップ》を上回る強さ。
「何とか折り合い付けてほしいね」
【神が参る者】の件は抜きで紫闇が魔術師として大成し、頼れる仲間になってくれることを望むのも事実であり、彼を死なせなくない。
「頭の痛い問題だよ全く」
「次のイベント決まってます?」
「うん。ちょうど良い時期だし」
ならばレイアが気になっていることを。
「《佐々木青獅》はどうしましたか? 紫闇に負けてから学園に来てないんですけど」
向子が行方を教える。
「彼処か……」
「何時か名前を聞く時が来るんじゃないかな。誰かに弟子入りしたみたいだし。生きてさえいればまた会えるよ」
(向子さん達が保証すると大体どこか大丈夫じゃないんだけどな。対象になる相手が特殊だから切り抜けられるだけであって)
生徒会の雑務を担当する翔は無事を祈った。
「粗方の議題は終わったので解散しますか」
副会長はそそくさと部屋を去る。
「あたしもカナ☆リンとこ行く。橘花君と立華君の試合を見てもらわないと」
向子は映写機ごとワープ。
「上二人があれで纏まってるって凄いわ」
「そこは感心してほしくないです」
聖持はレイアのぼやきに顔を覆った。
後書き
やる気が湧くまでこの話は休みます。
その間は何を書こう。
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