伝説となった狩人達
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二十八人目
BLOOD WORK
五話
あん時…
あの黒龍が来た時…
あのアホ王子様は、どんどん自分の兵隊やギルドの連中がよ。
惨殺されて…
死体が山になっても…
まだか?まだか?
早くしろよ〜
余を待たせるのか~
役立たずは、首をはねるぞ〜
これの繰り返しだった。
ははは…
誰もが分かってる。
あんなもん捕まえられるわけがねえ。
それでも…
俺ら隠密は、命令を待ってた。
お前!隊長か?
邪龍を捕まえたらなあ~
余の側近にして、一生遊んで暮らさせてやるぞ?
だから…
早く捕まえろお~
王子の言葉によ、俺らの隊長は負けた。
俺らより…
自分の幸せを選んだ。
俺はそう思った。
お前が行け。
隊長が指名したのは、その友達だった。
分かりました!
俺達……本当…いい人生じゃなかったから…
隊長くらいは、幸せにしますよ!
そう言って死んでったよ。
本当に嬉しそうに笑ってたなあ。
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