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伝説となった狩人達

作者:さいぞう
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二十八人目
BLOOD WORK
  四話

俺の友達が言ってたよ。こんな事をな。









狩人に潜ってた時さ…
下っ端だからみんな経験少なくてさ。

そんとき調子に乗って入って来た奴がさあ。


もう仕切って仕切って…

俺の経験なら倒せるとか言い出すし…

そのうち指図しだしてさあ、もう大変だったよ。



みんな嫌がってるし…
俺も仕事で潜ってっから、な~んも出来ねえもんな。


寝てる間に首切り裂いて帰ろうかと思ったよ。

でも、ちょっと羨ましかったな。










そんな笑い話して酒飲んでた。


その話をしてくれた俺の友達は…

一ヶ月後、死んで行ったよ。





始めに言ったろ?

クソ王子様の話…

そのクソは、シュレイドの王子だった。





もう…わかるだろう?

邪龍が飼いたいんだってよ…




アホだろ?



クソだよ…





こんなクソのわがままのために。


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